東日本のいちご栽培の歴史を変えた!長年の全盛を誇る女王「女峰」

いちご農学部

こんにちは。
僕はイチゴロウです。

栃木県のいちごといえば今や「とちおとめ」が有名ですね。
記憶にある方も多いと思いますが、その前の時代は「女峰」が全盛を極め、1985年に栃木県農業試験場から生まれてから2000年頃まで「女峰」の時代が続きました。

当時、東日本のいちご農家さんたちは、「女峰」の開発を、まだかまだかと待ち望んでた待望の品種でした。
その理由は、初めて東日本で12月から5月まで収穫できる「長期どり栽培」ができるようになった品種だからです。

それまで栽培していた「Donner」といういちごは、3月から収穫がスタートしていたので、「女峰」を栽培することで、劇的にいちごの収穫時期が長くなったということです。
正に歴史を変えたいちごですね!

「女峰」は外観が美しいということで、親いちごとしても大活躍し、子どもには、「あかしゃのみつこ」「濃姫」「スルガレッド」「紅スワン」「もういっこ」など「女峰」から生まれたいちごたちがたくさんあります。

今ももちろん、生産している農家さんがたくさんいらっしゃるので、ちょっと酸味のある昔ながらのいちごを食べたい!という方は是非お試しください。

<「女峰」イチゴロウまとめ>

名前の由来

1985(昭和60)年に品種登録されました。日光の女峰山にちなんで命名されました。出願時の名称は「栃木2号」となっています。

どのように交配して作られたのか?

1969(昭和44)年から栃木県の農業試験場で、「はるのか」×「ダナー」から育成した系統に「麗紅」を交配して、さらに選抜・育成を重ねて生まれた品種です。
1985(昭和60)年に品種登録されました。
以前は「とよのか」と並ぶ人気でしたが、今では「とちおとめ」にその座を奪われ世代交代となっています。

特徴(形と味)

果肉は甘味,酸味、香りに優れていて、カット面もきれいなことからデザートの食材にはもってこいです。果実の中まで赤く、ピューレやジャムにしても色が綺麗です。
光沢のある淡赤色の果実はやや小ぶりながら、そのまま食べると甘酸っぱくてジューシーです。
また、やや硬めでしっかりとしており、日持ちの面でも有利です。

採れる場所・時期

栃木県、静岡県、香川県、茨城県 11月下旬〜4月下旬

買うことの出来る場所(ネット)

<生>
こっくさん.com
http://www.cook3.com/cook3skyb/7.1/R1-02-0070/
<苗>
楽天市場「産直花だん屋」
http://item.rakuten.co.jp/kadanya/10007652/

いちご狩り情報

るるぶ.com 【女峰】が狩れるイチゴ狩りスポット
http://www.rurubu.com/season/winter/ichigo/list.aspx?kc=4 
わたなべいちご園
http://www.ichigoen.com/gari.htm

女峰情報サイトリンク集

イチゴのお話 女峰イチゴ
http://www2.wbs.ne.jp/~y-melon/i-ru-nyohou04.htm
女峰ととよのかの育て方
http://itigosaibai.ojaru.jp/c02.htm

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