糖度が半端なくすごい!「とちおとめ」と「章姫」を親に持つサラブレッド「かなみひめ」

いちご農学部

みなさまこんにちは。
イチゴロウです。
僕は主にイチゴの品種を研究しています。

静岡県の新品種「かなみひめ」をご存じですか?
この「かなみひめ」は、いちご界の大御所「とちおとめ」と「章姫」を両親に持つ、期待のサラブレッドです。
とちおとめの美味しさと章姫のたくさん収穫できるというメリットを持つのに加え、甘さのレベルが半端ない!というのが特徴で、平均で16度もあります。
個体によっては、20度、25度もあった!なんて話もあるぐらい奇跡的な甘さを誇っています。
25度っていえば糖度が高いと言われているぶどうよりも甘いということですね。
全部が全部甘いという訳ではないにしてもすごいことです。

ちなみにこのいちごは、昭和3年生まれの御年88歳の金指信夫さんという方が開発したもので、名前の由来が、他のいちごのネーミングとは趣向が違い、想像を裏切っていただきました。
それは、金(か)、中(な)、三(み)という字を合わせて「かなみ」としたということで、金指さんが、中国でイチゴの栽培指導をされた時に開発した品種であること、その時に出資したのが「三菱商事」だったということで「かなみひめ」にしたそうです!
金指さんの思いが伝わって来るネーミング秘話が面白いですね!

<「かなみひめ」イチゴロウまとめ>

どのように交配して作られたのか?

1998年に静岡県の混植ほ場に栽培していた「とちおとめ」から自然交雑種子を採種し、「章姫」と交配、選抜・育成され、2001年に生まれました。
2005年品種登録されました。

特徴(形と味)

果実は大粒の長円錘形で、中くらいの香りと光沢があり、やや硬めです。果皮は鮮やかな紅色、果肉は淡い紅色で中心部は薄い赤色。果肉が詰まっていて、果汁が多いので食べ応えがあります。酸味が少なく、さっぱりとした甘さも特徴です。

採れる場所・時期

静岡県、滋賀県、山形県 12月中旬〜5月下旬

買うことの出来る場所(ネット)

<生>
フーデライト庄内 オンラインショップ
http://shop.plaisir-web.net/?pid=42912983

いちご狩り情報

常吉いちご園
http://www.geocities.jp/tunekichien/
鈴木農園
http://15suzuki.com/
るるぶ.com【かなみひめ】が狩れるイチゴ狩りスポット
http://www.rurubu.com/season/winter/ichigo/list.aspx?kc=j

かなみひめ情報サイトリンク集

MIYOSHI AGRI TECH
http://www.miyoshi-agri.co.jp/?p=590
weblio
http://www.weblio.jp/content/%E3%81%8B%E3%81%AA%E3%81%BF%E3%81%B2%E3%82%81
ポレポレ農園主のトレンドライン
http://polepolefarm.jp/trendline/trendline_150104_0110.html

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