香り成分の奇跡が神秘的!西の「とよのか」

いちご農学部

みなさまこんにちは。
僕はイチゴロウです。
今日は九州のいちご「とよのか」についてお話しいたします。

1980年代から2000年まで、西の「とよのか」東の「女峰」と言い、この2大いちごが全盛の時代がありました。
それまでは九州、関西、中国、四国などの西のほうでは「はるのか」が人気でしたが、「とよのか」の登場により「はるのか」は一気に人気が低下しました。

なぜ「とよのか」が爆発的な人気があったかというと、独特な芳香と、果実の大きさ、食味がこれまでになかったからです。

特に香りに関しての偶然性が面白く、とよのかの親である「ひみこ」にしても「はるのか」にしても、「とよのか」とは香り成分が全く違うので、なぜこんなに香りが高くなったのかは解明されていないそうです。いちごの香りを交配でコントロールするのは難しいと言われていますので、正に、奇跡的な両親の組み合わせで、このような香り高い「とよのか」が誕生したのですね!

また、「とよのか」は果皮の色づきが悪いので、農家さんたちは「玉出し作業」といって、葉っぱの陰に隠れている実を引き出して光に当てるということをして、赤く綺麗に色づくようにしていたのです。このために、10aあたりの労働時間が年間400時間も増えたということです。
知れば知るほどいちご栽培の奥深さを感じますね。

<「とよのか」イチゴロウまとめ>

名前の由来

58年5月農林水産省育成農作物新品種として登録されたとき、出願した名称は「イチゴ久留米42号」であった。

どのように交配して作られたのか?

昭和48年より、食味を改善する目的で、はるのかイチゴに変わり宝交に久留米34号(ダナー×八千代)をかけ合わせたひみこに、はるのかを交配し、とよのかイチゴが育成された。昭和58年に登録された。

特徴(形と味)

形は円すい形の大粒で、果実は鮮紅色で光沢があります。
皮は艶のある紅色、果肉の中心は白色です。
糖度が高く酸味も適度にあり、香りがつよくジューシーな甘さが口に広がります。
ただし、変形果が出やすく形がそろいにくいと言われています。

採れる場所・時期

福岡県 11月下旬〜6月中旬

買うことの出来る場所(ネット)

<生>
ぐるなび食市場 いちごお取り寄せ特集
http://shop.gnavi.co.jp/Mallgn/special/ichigo/toyonoka.html
<苗>
楽天市場
http://item.rakuten.co.jp/chigusa/367460/

いちご狩り情報

るるぶ「【とよのか】が狩れるイチゴ狩りスポット」
http://www.rurubu.com/season/winter/ichigo/list.aspx?kc=2

とよのか情報サイトリンク集

家庭菜園入門 とよのか(イチゴ)の育て方
http://saien.onishi-lab.jp/toyonoka/index.html

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