輸入いちごってどうなの?~輸入いちごの詳細を解説!

いちご雑学

日本のいちごの消費量は非常に高くどうしても輸入に頼らないとならない時期があります。今ではホールセールや量販店でも見かけるようになりました。

しかし輸入いちごの事はまだまだ知られていない事ばかり今回は輸入いちごのあれこれをご紹介したいと思います。

<目次>

輸入いちごの産地と出荷
アメリカ産いちごの品種の話

★輸入いちごの産地と出荷

国内産のいちごは、春が旬なのですが、栽培方法や品種改良によって今では晩秋から初夏にかけてある程度安定して出回っています。真夏でも収穫出荷できる品種もあり周年国産いちごは供給されています。

しかし日本人はいちご大好き国民!いちごを使ったメニューは大人気当然本来国産いちごの生産量の少ない夏場はいちごが足りなくなるのでそれを補うためにフレッシュないちごを海外から輸入しているんですね!

主な産地はアメリカカリフォルニアから6月~11月に輸入されています。

なんとほぼ1年の半分5か月も輸入いちごが活躍しているんですね~そのほかにも韓国からも輸入されていますここ数年でオランダ産も顔を出してきました。

かなり前になりますがタスマニア産のとよのかが輸入されていたこともあります。

輸入いちごほとんどが洋菓子店へ販売されていましたがホールセールの出店で量販店でも販売するようになってきております。

輸入いちごのほとんどがカリフォルニアの大手2社ドリスコール社とウエルピクト社から輸入されています。

いちごは、傷つきやすく、腐りやすいので、手作業で目視し収穫され、収穫と並行して圃場でパッキングします。収穫しているほとんどがメキシコからの移民労働者で腰にラジオをつけて陽気に楽しく収穫している光景はアメリカの農業を感じます。

アメリカでは、クラムシェルと呼ばれるプラスチック容器での販売が一般的でピッカー(収穫する人)は、収穫したいちごをこのクラムシェルに詰めます。

いちごが詰められたクラムシェルは、クレートと呼ばれる段ボール箱に入れられる日本向けは、1PKに15粒を平詰めにして16PKで1クレート、だいたい96クレートで1パレットを畑でセットしてパッキングハウスに搬送して予冷室に搬入されます。

予冷室にて1度設定で一定時間予冷をかける。いちごの酸化を最小限に抑えるために、パレットごとに特殊なプラスチックフィルムで梱包しパレット内の二酸化炭素濃度を上昇させ、カビの繁殖を抑制する処理をして出荷します。

この作業をすることにより長時間の輸送でもいちごの品質を維持することができます。

アメリカ国内流通は、冷蔵トラックによる輸送がほとんど、生産地から全国の流通センターを経由し、各小売店へ納品される収穫から小売店までの流通は、通常、1週間以内とされていてニューヨーク東海岸までの納品は5日かかります。

実は日本には飛行機で輸送されるため同じ収穫日のものが日本には3日も早く到着してるんです。(これ豆知識)

日本向けのいちごも、アメリカ国内向けと同様、圃場でパッキングされた後、冷却、梱包されます。

日本へ輸送方法は、生鮮いちごでは、サンフランシスコ空港またはロサンゼルス空港からの空輸エアースペースを見ながら予約を入れます。

飛行機に積むチェリーなどが輸出されるときはこのエアースペースが取り合いになるから輸出業者さんの手腕がここで差をつける収穫から日本到着までに要する日数は、パッキングハウスから2日程度で通常、収穫から3日以内には小売店の店頭に並べることができるのです。

これは九州産のいちごを陸送して東京で販売するのとほぼ同じ日数で初めて聞いたときはものすごく驚き、輸入いちごの見方が変わりました。

日本向け輸出は、生産から流通までを一体化しているDriscoll’s(ドリスコール)社やWellpicct(ウエルピクト)社などの大手いちご生産企業がおこなっています。

ちなみに、残留農薬など入国時に抜き打ちモニタリング検査などがあるので指定農薬しか使用しておらず基準値も厳しい設定がされています。

★アメリカ産いちごの品種の話

品種に関しての詳しいことをあまり口外していません。それはその時期、輸出に適した状態の品種を出荷しているからです。

品種指定してしまうとその品種の圃場が熱波で果皮が変色していたりしたら出荷がストップしてしまうからです。

Driscoll’s(ドリスコール)社の品種の流れは、私が輸入販売していた20年間の間に何度も品種のトレンドが変わりました。これは食味の向上や輸出向けにいい果皮の改良だと思っています。

はじめに輸入していた品種はサンフォアン種、アナマリア種、次にE26種、その他にもラナイ種、タカラ種、デルレイ種などを経て今年はフルテラッサ種が主軸として入荷しています。

Wellpicct(ウエルピクト)社の品種の流れはほとんど番号で現場にいる輸出担当レベルでしか品種がわからない状況でしたこれは日本向けの出荷状況の違いもあったと思います。

Driscoll’s(ドリスコール)社はONE BRAND Driscoll’sのラベルで入荷Wellpicct(ウエルピクト)社は輸入する会社によってラベルが違うので購買がややこしくなるので輸入会社があえてださないのもあると思います。

Wellpicct(ウエルピクト)社の主なブランド、Princess(プリンセス)、Premier(プリメーラ)Sangrade(サングレード)など。

Driscoll’s(ドリスコール)社とWellpicct(ウエルピクト)社では専門の部署があり独自に品種を改良、開発を行っています。

★まとめ

輸入いちごのお話はいかがだったでしょうか?
意外と知られていないことが多いので、興味深く見て頂けたのではないかと思います。
またこれからもいちごの流通や海外のいちごのお話を書いていければと思っております。

プロフィール
MasterBerry(山下栄紀)
Fruit Concierge ・料理研究家・photographer

>主な仕事

野菜、果実手配、流通のコーディネイト
マーケティング、料理講師
商品撮影、Youtube撮影、レシピ開発
神奈川県6次化サポートセンター

※プランナー

・1970年4月25日生

・大田区蒲田 育ち
1989年〜バンクーバー (カナダ)3
2006年〜バンコク(タイ)1.5年

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Instagram
@berrysan425 @fruit_concierge

20の誕生日にカナダへそこで料理の道に入る。バンクーバーのレストランで働いた後一時帰国、再度カナダへわたりリッチモンドの寿司店で修行

帰国後、大田市場の百貨店などの仕入れをする仲卸で野菜の流通や栽培を学び移籍、こんどは苺を専門とする仲卸で果実の流通や栽培を学ぶ

市場を退職後、フリーのプランナーとして、流通のコーディネートや商品開発に従事

流通コーディネートの仕事でタイへ1年半オクラのパッキングハウスの建設に従事

帰国後は、輸入商社と契約ベリー類を輸入販売、三年後ベリーを専門とする輸入商社を設立し独立 7年代表を務め譲渡

世界の料理を紹介したい、料理の見せ方をプロデュースしたいという思いから、料理研究家、フードカメラマン、Fruitconciergeとして、活動 を開始

いちご歴
大田市場 いちご専門仲卸3年
産地訪問多数
輸入商社 輸入いちご担当3年
アメリカ、ニュージーランド、オーストラリア、チリ産地訪問
ベリー専門商社 代表  7年
アメリカ産を中心にオランダ産、韓国産、輸入販売、国産輸出経験あり、夏いちご産地開発等いちごの流通、直売など経験多数

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