綺麗で形の良いいちご 実はミツバチのお陰!
学長のドロンじゃ。
みなさん、いちごといえば美しい円錐形が思い浮かぶじゃろ?
実はこの形はみつばちのお陰なんじゃ。
いちごが露地栽培から施設栽培(ビニールハウスなど)に変わっていった1970年初め、いちごの奇形がたくさん発生した。何故かというと、いちごの花が咲いた後、おしべとめしべの受粉がちゃんとできなくなったからじゃ。
露地栽培では風や昆虫たちがいちごの受粉を助けてくれたんじゃが、ビニールハウスでは風も昆虫も制限されてしまう。そこで、ミツバチ達の力を借りることになったんじゃ。
蜜を集めるだけでなく、花粉はミツバチにとって、タンパク質、ミネラル、ビタミンなどの大切な栄養源になるので、花粉団子を作って巣に持ち帰る。
これがローヤルゼリーの素という訳じゃな。
毎年花が咲き始める10月下旬から11月上旬にミツバチの巣箱をハウスの中に入れる。気温の変動の激しいいちごハウスの中は結構大変な環境。18℃〜23℃で受粉活動をするが、14℃以下になると巣箱からは出ない。逆に30℃を超えてしまうと消耗してしきってしまうんじゃ。
人間もハウスの中に一日中いたら大変じゃろうと思うと、ミツバチ達の活躍によって我々が美味しいいちごの恩恵を受けていることをとてもありがたく感じるの〜。
今度いちごを食べるときは、ミツバチ達を愛おしく感じながらいただくことにしよう。
<参考>
花を増やそう!みつばち百花
http://bee-happy.seesaa.net/article/144449553.html
みつばちの不思議なくらし(山田養蜂場)
http://bee-happy.seesaa.net/article/144449553.html
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