いちごが一番甘くておいしい時期はいつでしょう?
学長のドロンじゃ。
みなさん、いちごが一番甘くておいしい時期はいつかご存じかな?
東と西では多少前後するが、本州でのハウス栽培では、収穫時期がだいたい12月〜5月までが一般的で、いちご農園もそれに合わせて、早いところは12月にオープンするんじゃが、実はこのオープンしたての頃が一番甘くておいしいんじゃ!
なぜかというと、いちご栽培は気温が低いときは酸っぱくなくて、気温が高くなるにつれ酸っぱくなっていくからじゃ。
いちごに含まれる酸は、80%がクエン酸、残りがリンゴ酸。
このクエン酸が酸っぱさの素。
クエン酸含量と平均気温の関係を調べたデータによると、収穫開始の12月半ば、平均気温16℃、クエン酸含量が0.6g/100mlなのに対し、収穫が終わる頃の5月末、平均気温22℃、クエン酸含量が0.9g/100mlとなっておる。
気温が高いと酸の分解が十分に進む前にいちごが赤くなって収穫適期を迎えてしまうために酸度が高い。同じ赤く色づいたいちごでも、1月に食べるいちごはゆっくり熟したもの、5月に食べるいちごは早く熟したものだから酸度がこんなに違うんじゃ。
とはいえクエン酸は疲労回復にも美容にも良いので、酸っぱいいちごも魅力的じゃがの〜。
ちなみに糖度に関しては、気温が高いほど上昇するという説や、低温期ほど糖が増加するという報告もありメカニズムが複雑なようじゃ。
いちご狩りに行くときは、時期による違いを観察してみても面白いぞ。
それじゃあまた会おう
さらばじゃ〜。
<注目!!>いちご大学フェイスブックページでいちご最新情報をリアルタイムでゲット!!