17年かけて開発!日本一の勝負をかけた「スカイベリー」
こんにちは。
僕はイチゴロウです。
今日は、2014年から本格的に販売を始めた、とちおとめに次ぐ栃木県期待の品種「スカイベリー」についてお話します。
スカイベリーが誕生したのは、なんと、900の組み合わせを交配し10万株の中から17年もかけて選びだすという気の遠くなるような研究の賜物なのです。
どのように株を選んでいくのかといいますと、
1春に交配⇒2種を取り種から苗を育てる⇒3温室に植え替え⇒4良い株を選抜して絞り込む
という作業をし、毎年良い株を繰り返し選抜していくのです。
そして毎日毎日観察データを取っていくので、ものすごい根気のいる作業ですし、研究員さんたちも、株の選び方ひとつで未来が変わってしまいますからそれはもう真剣です。
ひとつの品種ができるまでの道のりが17年。何事もコツコツと積み上げていくからこそ素晴らしいものができるのですね。
スカイベリーは、粒がおおきくて甘くて食味が良いというだけでなく、農家さんや地球にとっても優しいのです。25g以上の果実ができる割合は67%と生産効率が高いということ、電照がいらないので省エネということ、そして病気に強いので農薬に頼らなくてよいのです。
実はこんなにもいいこと尽くしの品種だったのですね。
現在県では、生産農家を増やすべく栽培マニュアルまで用意しています。
栽培農家さんが増えて生産量が増えれば、私たちも食べられる機会が高まるのでうれしいですね。
福岡のあまおうに対抗し日本一のブランドを目指す、今後の展開が楽しみです。
<「スカイベリー」イチゴロウまとめ>
名前の由来
「スカイベリー」は全国公募により、4388通の応募の中から選ばれた名前です。
大きさ、美しさ、おいしさが大空に届くようなすばらしいイチゴという意味が込められており、栃木の百名山の一つ「皇海山(すかいさん)」にもちなんでいるそうです。スカイベリーの名前は商標登録されています。
どのように交配して作られたのか?
栃木県農業試験場で「00-24-1」×「栃木20号」を交配して育成されました。2011年11月に品種登録の出願がされ、2012年9月に「スカイベリー」として商標登録されました。
「とちおとめ」の後継品種として期待されている新品種です。
特徴(形と味)
果実は大きな円錐形で、25g以上の大粒になるものが6割を超えると言われます。果皮は明るく艶のある濃い橙赤色です。果肉は薄い橙赤で、中心まで色付いていて空洞は小さめです。しっかりとした硬さがあり、食べ応えがあります。糖度が高く酸味は低めですが、バランスがよく、やさしい甘さで程よい香りのおいしいイチゴです。外観が美しく、まろやかな甘みが特徴です。外観のよさは「00-24-1」、耐病性の強さは「栃木20号」譲りです。
採れる場所・時期
栃木県 12月初旬〜5月初旬
買うことの出来る場所(ネット)
<生>
築地市場ドットコム
http://www.tsukijiichiba.com/user/scripts/p_product.php?product_id=16722
いちご狩り情報
芳賀いちご園
http://www.rurubu.com/season/winter/ichigo/detail.aspx?SozaiNo=090007
スカイベリー情報サイトリンク集
栃木県 スカイベリーホームページ
http://www.tochigi-skyberry.jp/
スカイベリー公式サイト
http://www.tochigi-skyberry.jp/
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