いちご×カレーの素敵な出会い!和菓子ブランド「宗家 源 吉兆庵」が運営するカフェレストラン「K. MINAMOTO」の冬季限定「いちご」メニューを実食!
国内だけでなく海外からもたくさんの観光客が集う銀座エリア最大の商業施設「ギンザシックス」。昨年10月、その目の前にオープンしたのが、和菓子ブランド「宗家 源 吉兆庵」が運営するカフェレストラン「K.MINAMOTO」です。「K.MINAMOTO」で現在提供中の期間限定「いちご」メニューを取材しました。
「K.MINAMOTO」について
2019年10月、「宗家 源 吉兆庵」の銀座本店移転とリニューアルに伴いオープンした、カフェレストラン「K.MINAMOTO」。海外からの観光客や若年層の方なども意識したメニューとなっています。
内装には和紙などを用いているため、洗練されたデザインの中に和を感じられる雰囲気があります。
4階と5階は個室になっており、最大10名までの団体利用も可能です。それぞれのお部屋には、工芸菓子が飾られていました。海外からの観光客にも喜ばれそうです。
店名に加え、エントランスの看板などは基本的に英語表記です。来店者の2割程度にもおよぶ海外からの来店者を意識しての配慮です。
「宗家 源 吉兆庵」といえば、果実の姿や形、味わいをそのまま生かした果実菓子「自然シリーズ」が人気です。冬季では国産紅玉をまるごとひとつ使用した宝玉りんごや、やわらかく蜜煮した国産金柑を金柑あんとお餅で包んだ黄金橘など、どれも果実の「旬」を感じられるみずみずしいものばかり。「K.MINAMOTO」は、そんな「宗家 源 吉兆庵」の原点ともいえる果実をコンセプトとした、カフェスタイルレストランです。
「K.MINAMOTO」では、すべての料理に果実を使用し、果実の味わいを最大限引き出すためにシンプルな調理法を心がけているのだとか。果実の色や形、食感などを味わうための工夫や、見た目の美しさとサプライズ感にこだわった盛り付けにより、「果実より果実らしい一皿」を作り上げているそう。
期間限定メニューのテーマは「いちご」
「K.MINAMOTO」では、現在、特にいちごに力を入れたメニューが多数提供されています。いちごは、豊洲市場のフルーツ専門店でその時期一番状態の良いものを仕入れているそう。
今回私が試食させていただいたのは、日本の国民食と言える「カレー」にいちごなどのフルーツをふんだんに盛り付けた「果実を乗せたTHE HOUSEカレー(果実のスープ付き)」と、大胆な盛り付けが目を惹く「いちごとプラリネのミルフィーユ」の二皿です。
「果実を乗せた THE HOUSE カレー(果実のスープ付)」(1,760円)
8種類のスパイスをフレッシュのリンゴから作った自家製ペーストなどと一緒にじっくり煮込んだ「果実を乗せたTHE HOUSEカレー」は、スパイシーさと甘さ、酸味が絶妙にマッチする「K.MINAMOTO」の看板メニューの一つです。夏場はリンゴの代わりにマンゴーペーストが加えられるそう。フルーツは全てフレッシュで、付け合わせにトマトやキュウリ、ウズラの卵などのピクルスがついています。
試食する前は、フルーツの甘みや香りがカレーの味に負けてしまうのでは?と心配していたのですが、一口いただいてびっくり。大きめにカットされたフルーツは、カレーにも負けない存在感で、爽やかな香りと酸味が口いっぱいに広がりました。それぞれのフルーツをカレーと一緒に味わえば、一口ごとに新しい味に出会えるのも、このカレーの魅力です。
果実のスープには、その季節の旬のフルーツが使われています。私が訪問した時は、いちごスープと柑橘系スープの二種類が提供されていたので、迷わずいちごスープを選択。いちごの香りや酸味、甘さがギュッと凝縮された味で、フレッシュフルーツとはまた違うスープならではの「いちごらしさ」を味わうことができました。食後にいただくと、カレーのスパイシーさが消え、とてもすっきりとした後味になりました。
「いちごとプラリネのミルフィーユ」(1,980円)
大ぶりないちご4個分を斜めにカットし、自家製パイ、プラリネクリームと一緒に大胆にデコレーションした「いちごとプラリネのミルフィーユ」。どの角度から見ても美しく、ワクワク感がある盛り付けです。
こちらのミルフィーユの特徴は、シェフ自慢のプラリネクリームです。カスタードクリームと生クリームを独自の配合で混ぜ合わせたディプロマットクリームに、ヘーゼルナッツペーストが加わっているので、ほんのり香ばしさが感じられ、甘酸っぱいいちごと相性抜群でした。自家製パイは、2時間かけて焼きあげ、サクサク感を出しているとのこと。上面はキャラメリゼされており、ナイフが通りやすく、パリッとした食感も美味しかったです。
とてもボリュームがあるサイズ感です。食事メニューのデザートとして注文する場合は、2~3名でシェアして食べる方も多いそうです。
ちなみに、こちらのミルフィーユはワインとのペアリングもおすすめだそう。「K.MINAMOTO」にはワインセラーもあり、食事やデザートとのペアリングも提案してくれます。
その他のいちごメニュー
今回試食した以外にも、シェフ自らが「いちごよりもいちごらしい」とおすすめする「いちごのパフェ」(1,430円)のほか、「いちごのポンチ」(1,760円)、「スモークサーモンと果実のサラダ、 じゃがいものガレット添え (パン・果実のスープ付)」(1,980 円)など、魅力的なメニューがずらり。いちごメニューの提供はゴールデンウィーク前までを予定しているということなので、気になる方はぜひ早めに訪れてみてはいかがでしょうか。
今後は、産地にこだわった特別メニューや、バレンタインやクリスマスなどイベント毎のスペシャルメニューも続々登場予定とのこと。果実の美味しさを知り尽くした宗家 源 吉兆庵ならではの、特別感のあるいちごメニューにもぜひ期待したいですね。
「K.MINAMOTO」店舗概要
住所:東京都中央区銀座6丁目9-8 宗家 源 吉兆庵本社ビル「THE HOUSE」2階~5階
TEL:03-6385-8121
URL:https://www.kitchoan.co.jp/kminamoto/
営業時間:11:30~20:30(平日)/11:30~19:00(土日祝)
※年中無休
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