春の三浦半島で【いちご狩り】!神奈川県三浦市の長島農園訪問記
関東エリアの中でも温暖な気候で日照量の多い三浦半島。
3月上旬に満開を迎える川沿いの河津桜は美しく、毎年たくさんの観光客が訪れる名所です。
また、三浦はマグロを始めとした新鮮な魚介類が有名な港町でもあります。
ミネラル豊富な土壌で育てられた三浦野菜も美味しく栄養たっぷり。
美味しいものに目がない私は、何かと理由をつけては三浦へ遊びに(食べに!?)出かけています。
そんな大好きな三浦半島でイチゴ狩りができると聞いたので、早速取材に行ってきました。
訪問したのは京急三崎口から徒歩8分ほどの長島農園さん。
富士山の見える農園で真っ赤なイチゴをたっぷり頂いてきました。
長島農園とは
今回訪問した長島農園の長島社長のお話では、こちらの農園でイチゴ栽培をスタートしたのは10年くらい前のこと。
実は三浦市で最初にイチゴ栽培に取り組み始めたのも長島農園さんなのだとか。
意外と歴史の浅い三浦でのイチゴ栽培。
しかし、その後他の農園でもイチゴ栽培を始め、今や長島農園さんにとっても、この地域にとっても、イチゴ栽培は欠かす事のできない事業の一つへと成長しました。
長島さんは、毎年勉強を重ね、より多くの方に三浦のイチゴを楽しんでもらえるよう工夫しているのだと言います。
長島農園さんの大きな特長として、極力農薬に頼らない栽培を心がけているという点があります。
苗のうちにしっかりと選別作業を行う事によって、病気に強く健康なものだけを育てることが可能なのだとか。
肥料も安全なものを選んで使用。食べ放題のイチゴ狩りだからこそ、こういった安全面の配慮は嬉しいですよね。
イチゴハウスの周りには菜の花や大根畑が広がり、その向こうにはうっすらと富士山の姿が。のどかな光景は、ここが都心からすぐ近くだという事を忘れさせてくれます。
長島農園さんのイチゴ狩り
まずは受付のため、一番手前のハウスへ。ここでは受付と支払いを済ませ、イチゴ狩り用の容器に練乳を入れてもらいます。
その後、ハウスの奥に用意されたかごに荷物や上着を収納します。
受付を行ったハウスのすぐ隣にイチゴ狩り用のイチゴハウスがあります。
イチゴハウス内は20度を超える温かさに設定されているので、コートなどは置いていくよう説明がありました。
そうやって用意が整った人から順にイチゴハウスの方へ案内されます。
イチゴハウスに入ると、イチゴ狩りの手順や注意点について簡単な説明を受けます。
- イチゴは真っすぐ引っ張るのではなく、角度をつけて優しく収穫する
- ヘタの方まで真っ赤なものを収穫する
- 先端部分が甘いので、ヘタの方からかじってみると甘さが最後まで感じられる
30分の制限時間は自己申告制。
「それではどうぞ!」という声とともにいよいよイチゴ狩りがスタートです。
長島農園さんのイチゴハウスは高設栽培。
腰を屈めなくても楽にイチゴを収穫することができます。
小さな子供なら、目の前にイチゴがずらりと並ぶベストな高さ。
たわわになるイチゴに早速手を伸ばします。
真っ赤な「紅ほっぺ」は完熟!
長島農園さんで作っているイチゴのほとんどは「紅ほっぺ」。
「ほっぺが落ちるほどおいしい」
という糖度の高さが特徴の品種です。
三浦の風土に適した品種だということで、この地でイチゴ栽培が始まった約10年前は、無加温栽培で育てられていたのだそう。
今年は初めて「おいCベリー」にもチャレンジ。二種類の異なる品種を食べ比べすることも出来ました。
イチゴ狩りの醍醐味は、ヘタの方まで真っ赤に染まった完熟イチゴを食べることができるという点。
収穫しようと少し力をかけると、すぐに果汁が溢れ出してくる程の柔らかさなので、丁寧に注意しながら採らなければいけません。
完熟イチゴはこのように果肉が柔らかく、輸送の際に形がくずれたり傷んでしまったりするリスクがあるため、スーパーなどに出回ることはほとんどありません。
そんな完熟イチゴの味は、格別。口に入れた途端に溢れる果汁は、初めて味わう味。
スーパーのイチゴにはしっかりとした歯ごたえを感じるものも多いのですが、こちらの完熟イチゴの食感はとろけるような滑らかさ。
特に大きいサイズのイチゴほど、表面の柔らかさが際立つように感じました。
開始から10分で満腹に。その後はペースを落として最終的に51個を完食!
イチゴ本来の味を楽しみたかったので、私は練乳は一切使わず、ひたすらイチゴを食べていきました。
大きさの異なるイチゴを食べたり、別のレーンに移動してみたり。とにかくたくさん食べ比べしたので、開始からものの10分ですでに満腹状態に。
スタッフさんの「まだまだ赤い実があるから頑張って食べて!」の声に励まされ、その後は写真を撮ったり、イチゴをじっくり観察したりしながら、のんびり食べ続けました。
最終的に食べたイチゴのヘタを数えてみると、なんと51個。我ながら驚きの結果です。
不思議だったのは、同じハウス内で同じ生産者によって育てられたイチゴにも関わらず、苗によって甘さや酸味が若干異なったという点。
微妙な日照量の違いや、苗の持つ個性なのでしょうか。
私が一番美味しいと感じた苗の完熟イチゴは、この通り完食させていただきました。
しかし心配する必要はありません!長島農園さんでは、時間ごとにハウス内のレーンの場所を変えてお客さんを案内しているので、いつ訪問しても完熟イチゴをたっぷり収穫することが可能なのです。
都心からアクセス抜群の長島農園の詳細
神奈川県三浦市初声町下宮田
090-8749-1115
生産者 長島一幸
イチゴ狩り詳細
2019年2月2日~4月中旬
土曜・日曜限定(祝日はいちごの状況による)
午前9時半~なくなり次第終了
予約優先(イチゴが十分であれば予約無しの来場も可能)
予約はインターネットか電話にて
アクセス
京急三崎口からは徒歩約8分。1号ハウスと2号ハウスが別の場所にあり、それぞれルートは異なりますが約8分で到着するということ。駐車場は25台分のスペースがありますが、遅い時間の来場者は駐車場が満車になる可能性もあります。
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