「第一回 豊洲いちごグランプリ2026」プロと消費者が市場流通いちごをガチ審査〜豊洲市場に流通しているいちごの一番はどれだ!〜

2026年2月28日(土)、日本最大の食の拠点・豊洲市場(東京都江東区)にて、初開催となる「豊洲いちごグランプリ2026」が開催されました。

主催は、現役フルーツバイヤーが運営するオンライン果物店「Bear Fruits(ベアーフルーツ:東京都渋谷区)」。果物離れが進む日本で、一人でも多くの人に果物の魅力を伝えたいという「フル愛活動*」の一環として行われた本イベントの様子をレポートします。

*フル愛活動:物や食を通して、生産者と消費者が繋がり、果物を愛で、美味しく食べる活動のこと。


開催概要


日本の「果物離れ」を「美味しい!」の感動で変える

現在、日本人の果物摂取量は目標とされる「1日200g」の約半分に留まっており、約4分の1の人が果物をほとんど食べていないという深刻な現状があります。

一方で、中央果実協会の調査では、36.8%の人が「果物を食べる量を増やしたい」と考えており、消費者は「食べ頃」や「美味しい見分け方」といった確かな情報を求めています。**

主催のBear Fruitsは、このギャップを埋めるべく、「知識や品種を知らなくてもいい、ただ食べて『美味しい!』と思ってほしい」という願いを込めて本グランプリを企画しました。

**データ出典:中央果実協会「令和6年度 果物の消費に関するアンケート調査報告書(2025年3月)」

新たな試み「市場流通いちご」のガチ審査

本イベントの最大の特徴は、審査対象の選び方にあります。

これまでのコンテストの多くは、産直通販やお取り寄せを前提に、場合によってはコンテスト専用の特別な栽培方法で育てられた「非日常の逸品」を競うものがほとんどでした。

しかし、今回は、実際に豊洲市場に入荷し、私たちが普段の売り場で直接手に取ることができる「市場流通品」を対象としています。

これを、プロの目利き(現役の青果バイヤーや卸売会社のセリ人などの実需者)と消費者が同じテーブルで、先入観を一切排したブラインド形式で審査。ブランド名に左右されない、日常の中にある「真の美味しさ」を浮き彫りにする新たな試みが実現しました。

最高金賞 あまりん

受賞結果:埼玉県産「あまりん」が圧倒的実力で最高金賞!

厳正なる審査の結果、この日豊洲市場に入荷した流通いちごの頂点が決定しました。

順位点数品種名産地・農園名
最高金賞1位同率160点あまりん埼玉県 ベリーズファームハセガワ
最高金賞1位同率160点あまりん埼玉県 吉田さんち
金賞2位155点かおりん埼玉県 ベリーズファームハセガワ
銀賞3位145点かなこまち神奈川県 相會農園
銅賞4位142点べにたま埼玉県 ベリーズファームハセガワ
入賞5位137点あまりん埼玉県 五十嵐苺園
入賞6位128点スターナイト三重県 津インターファーム
入賞7位118点とちあいか栃木県 中里苺園
入賞8位117点幻の白いちご奈良県 藤井農園
入賞9位115点こころの色佐賀県
入賞10位114点古都華奈良県 Rame’s Farm

(※一部無効票があったため、今回は170点満点での集計結果となっています。)

埼玉県産の品種が上位を席巻し、特に「あまりん」が圧倒的な強さを見せました。3位に神奈川県の新品種「かなこまち」が食い込んだほか、6位以下にも「スターナイト」や「幻の白いちご」など、全国各地の多様な品種がランクインしています。


順位を超えた「フル愛活動」の未来

「順位はあくまでその時の結果であり、品種の優劣を決定するものではない」と主催者は語ります。大切なのは、市場というフィルターを通った「日常のいちご」の中に、これほどの情熱と美味しさが詰まっていることを知ってもらうことです。

全国の青果物が集まる豊洲市場から届けられるいちごは、まさに日本の食文化を支える大切な存在です。特に首都圏にお住まいの皆様は、売場にて入賞品種を見かけた際は、ぜひその一粒を手に取ってみてください。

【主催者「Bear Fruits」の想い】

店名の「Bear Fruits」には「努力がいつか実を結ぶ(Bear fruit)」という願いが込められています。

「知識や品種を知らなくてもいい。ただ美味しく食べてくれるだけで嬉しい。果物ってこんなに美味しいんだ!と思ってもらえたらそれだけで嬉しいです」この言葉通り、会場は順位の優劣以上に、いちごを愛で、楽しむ笑顔に包まれたイベントとなりました。

🍓 主催者情報の詳細は公式SNSをチェック!

取材・執筆のご依頼はこちら:ichigo.academia01@gmail.com

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