【東京ストロベリーパーク】の口コミは?行く前に知っておきたい情報まとめ

この春オープンとともにSNSなどでもいち早く話題になっている「東京ストロベリーパーク」。東京駅から電車で約30分のJR京浜東北線「鶴見駅」を拠点に、バスまたはタクシーで15分という最強の立地で、国内だけでなく海外からの観光客にも注目を浴びているスポットです。

首都圏初の通年でイチゴ狩りを楽しむ事ができる「東京ストロベリーパーク」は、オール電化の「ストロベリーファーム」に加え、スイーツ工房やビュッフェレストラン、料理教室などが併設されている複合施設。中でもガラス張りの「イチゴラボ」ことイチゴスイーツ製造工房は独特の雰囲気に包まれています。白衣を着用した研究員が、日々イチゴの美味しさを研究しているのだとか。その研究成果はいかに!?オープニングメニューの一つで、今一番人気の「ラボドッグホワイト」を実食取材してきました。

生活インフラを整える!電力会社とイチゴの不思議な関係

「東京ストロベリーパーク」の周囲はのどかな田園風景とは程遠い工場地帯です。それもそのはず、パークは東京電力フュエル&パワー株式会社の敷地内に建設されていて、なんとその後ろには大きな火力発電所の煙突がそびえたっているのです。もちろん「ストロベリーファーム」やその他の施設で使われている電力も、全てその火力発電所の敷地内で作られたエネルギー。ハウス内のイチゴは、その生産者だけではなく、その環境を整えているインフラ生産者の顔までもがよく見えるというとても珍しい環境で育ちます。他のイチゴ農家ではあまり気にすることのない空調機や変電パネルなども、ここでは、その関係性を物語る重要な存在として感じられます。

東京電力フュエル&パワー株式会社が、イチゴの生産という全く異なる事業に踏み出した背景は、「エネルギーで暮らしを彩る」という会社の指針によるもの。エネルギーの安定供給に加え、その特徴を生かしたエンドユーザーとの交流の場として、イチゴ事業はまさに最適の場だったのです。23~24℃という涼しい気温を好むイチゴを夏場に育成するためには、冷房設備などに莫大なエネルギーコストが必要になります。エネルギーを自ら生産している会社だからこそ、比較的低コストでそれを実現することが可能。夏や秋もイチゴを栽培することができるという大きなメリットは「通年でイチゴ狩りを楽しむことができる首都圏初のイチゴハウス」という唯一無二の特徴になりました。

電気だけでもない、食だけでもない。「電気と食」の相互関係がテーマ

しかし、イチゴの栽培だけに留まらないところがこの施設の面白いところ。イチゴスイーツの製造工房やビュッフェレストラン、料理教室など、様々な事業展開を行うことにより、イチゴをモチーフにしつつ、「電気と食」というもう一つのテーマを見事に表現した「テーマパーク」が完成したのです。発電所と聞くと、私たちの生活からかけ離れた存在のようなイメージを持ってしまいがちです。しかし、ここ「東京ストロベリーパーク」では電気も食も生活を担う大切な要素として互いに手を取り合うような関係性で表現されています。電気も食も、私たちの生活を彩る大切な生活インフラだと。

一日で全て制覇するも良し、何度も足を運んでのんびり楽しむも良し。思い思いの過ごし方でイチゴ三昧を楽しむ事ができる「東京ストロベリーパーク」の各施設について、以下簡単にご紹介します。

➢ ストロベリーファーム(完全予約制)

オール電化のハウスで温度・湿度・日射量などを自動制御するシステムを採用。コンクリートの床や高設栽培は、車いすやベビーカーでも移動しやすく、かがむ・立ち上がるという身体ストレスにも配慮された作り。

【料金】
1~6月 大人2000円/小学生以下1500円
7~12月 大人2980円/小学生以下2480円
※3歳以下無料

➢ イチゴラボ

イチゴとチョコを使ったオリジナルスイーツの製造から梱包までを行う工房。ガラスで覆われた工房内には、チョコレートをコーティングするためのレボリング・パンや、二種類のチョコレートを一つに仕上げるワンショットデポジッターなどの珍しい機械がずらり。これらももちろんオール電化であり、火力発電所で作られたエネルギーで動いています。

➢ ベリーグッドショップ


お土産用のオリジナルグッズやイチゴアイテムの販売店。海外からの観光客も視野にいれたイチゴ型和三盆が人気。

➢ スタジオスイッチ(予約制)


毎週土日にイチゴクッキーやイチゴジャム作りの料理教室が開催されるクッキングスタジオ。イチゴジャムには、ストロベリーファームで収穫された完熟イチゴが使用されるのだとか。もちろんオール電化なので、火を一切使用せず料理でき、小さな子供連れの家族にも人気。
※3歳以上対象。小学生以下は保護者同伴。

➢ パークサイドキッチン(予約制)


神奈川県産の野菜を取り入れたメニューが人気のビュッフェレストランで、約40品目の料理を取りそろえています。デザートコーナーでは大きなイチゴファウンテンや、イチゴのプチケーキなどが食べられます。(※メニューは変わる可能性があります)

【料金】
平日:大人2100円/小学生以下1100円
土日祝日:大人2500円/小学生以下1300円
※90分制、ドリンクバー付き、3歳以下無料

注文を受けてから製造スタート!人気メニュー「ラボドッグ」を実食

施設を一通り見学した後、「イチゴラボ」の一番人気メニュー「ラボドッグホワイト」を頂きました。注文を受けてから一つ一つ手作りで完成させる「ラボドッグ」。カウンター越しに調理工程を覗かせていただきながら待ちます。期待が膨らみます。

私が取材に伺った日に使われていたのは、「もういっこ」という宮城産のイチゴの品種。産地直送のイチゴをその場でスライスし、ホワイトチョコバターとイチゴジャムがたっぷり塗られたブリオッシュ生地のドッグパンへ。最後にピンク色のストロベリーパウダーを振りかけて出来上がり。持っているだけでとても可愛らしい見た目です。ホットドッグの要領でまずは一口。柔らかいブリオッシュとイチゴのツブツブ食感を楽しみます。その直後に、ホワイトチョコバターのはっきりした甘さと「もういっこ」の酸味のコントラストが口の中に一気に広がります。甘いのに後味はすっきり。懐かしのいちごジャムパンを思い出させるカジュアルな味に、思わずほっこりしてしまいました。
※「イチゴラボ」で「ラボドッグホワイト」などのオープニングメニューが楽しめるのは6月末まで。2018年7月からは新メニューに変更される予定です。

この日一緒にプレスツアーに参加したメディアの中には、訪日タイ人向けメディアの姿もありました。お話を聞いてみると、日本のフルーツ狩りは美味しくて楽しく、観光客にもとても人気があるイベントなのだとか。千葉の東京ディズニーランド、横浜の東京ストロベリーパークとして、これからの展開に目が離せません!ベビーカーや車いすで行く場合は、JR鶴見駅からの市営バスは混雑するので、車やタクシーの方が便利でしょう。入館料は無料のため、イチゴラボやビュッフェ、クッキングスタジオのみの利用も可能です。

「東京ストロベリーパーク TOKYO STRAWBERRY PARK」
所在地:神奈川県横浜市鶴見区大黒町11-1
お問い合わせ:045-394-5555(電話受付時間:営業時間内のみ)
営業時間:平日 11:00~16:00
:土日祝 10:00~18:00
休館日:毎週水曜日
アクセス:JR鶴見駅・京急鶴見駅から横浜市営バスで約15分
無料駐車場(約150台駐車可能)あり

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