明けましておめでとうございます!
いちご大学編集長の池上です。本年もいちご大学をよろしくお願い申し上げます(mm)
今回はフルーツマイスターとして活躍されている原詩織氏が超いちご箱を企画されたとのことで、早速インタビューをさせて頂きました。
旬の激ウマいちごを食べ尽くす「超いちご箱」ということで、果物の専門家による厳選いちごセットを送ってくれるサービスはどうやってできたのか?
どんな内容なのか?
様々な質問に答えて頂きました。
ぜひご覧くださいね。
●超いちご箱をやろうと思ったきっかけは?
今年の1月から2月末に超ミカン箱という企画をやりました。
日本中の高級ミカンを集めたボックスです。
この超ミカン箱はかなり売れたんですけど、何よりも買ってくれた人が凄く喜んで食べてくれたのが印象的でした。
この箱には読み物をつけており、入っているみかんの全種類の説明とみかんの家系図や食べ頃や健康情報などを掲載しています。
読み物を読んでもらいながら、今日はどれを食べようかと選んでもらうような形が凄く楽しいという評価を頂きました。
金柑も3種類入れて違いを見てもらうとか、デコポンと不知火の違いは何かとか、家族で
みかんを切って食べ比べをするとか。
ただ単に美味しいみかんを食べるというだけではなく、みかんの様々な情報を見ながら、家族でエンタメ的にみかんを楽しむことが出来たと多くの感想を頂き、我々にとっても嬉しいことでした。
そこで、また、同じような企画をやりたいなと思って、みかんではなく、人気のフルーツでやってみようということで、今回の超いちご箱につながりました。
●超みかん箱はかなり売れたとのお話ですがどれくらい売れたんですか?
200箱以上、売り上げも270万円を超えました。
みかんとしては高いものだと思いますが、200人以上の方にご購入いただき、楽しんで頂けたことは嬉しい限りです。
1月から3月は果物としてはみかんといちごがメインとなります。でもいちごは品種を良く知られていますが、みかんは皆さん、あまりご存じではなかったので、超みかん箱で理解が深まったことは我々フルーツに関わるものとして意味あることだと思いました。
●超みかん箱を買ってくれた人ってどんな人?
基本的にはフルーツ大好きの方々が買ってくれました。
女子が多そうなイメージですが、実際は50:50です。
年齢層は30代~50代が多かったですね。
●今回選ばれたいちごの品種について
今回のいちごは載せているものだけではなく、入荷の状況によって、旬のものをお送りする予定です。なので、品種にこだわっているというより、旬を重視しています。
しかし、珍しい品種も味わってもらいたいと思っておりますので、市場の入荷次第のところもあります。
それから重視しているのは味の良いものをお送りすることと輸送の時に出来るだけ傷まないようないちごを考えています。
●超いちご箱はどれくらい売れそうな予測ですか?
好きなフルーツランキングで2位がみかん、1位がいちごなんです。
なので、超みかん箱より売れるのではないかと期待していますが、200万円ぐらい売れたらいいなと思っています。
●超みかん箱や超いちご箱を作る時の裏話的なことはございますか?
企画段階ではスムーズにいくのですが、出荷のタイミングで結構大変だったりします。
いちごがすれて傷むケースがあります。
よって、いちごを検品しながら、いちご同士がこすれないように紙を間に入れて、動かないようにパッキングしていくのですが、その手間はかなり大変です。でも、皆さんに美味しく食べてもらいたいので、手を抜かずに作業していくことに時間がかかることですね。
●今年は異常気象によるいちごの生育の遅れや収量の減少があると聞いていますが、市場的にどうですか?
今年は本当に大変な年です。
栃木県がとちおとめをとちあいかに変えている背景もあり、早めに収穫できるとちおとめが少なくなっているのも拍車をかけていると思います。
また、九州に雪が降ったりして、それも生育に影響を与えており、市場的にもモノが少ない状況になっています。
●今回の超いちご箱はいつ頃の発送になりますか?
2月以降の発送になります。この時期は最もいちごが多く採れて、多くの品種が出回る最盛期でもあり、送るにあたっても気温が低いので、傷みにくいという時期になっていますので、いちごをお送りするのに最適な時期だと思っています。
●販売するにあたり、クラウドファンディングをメインで使われていますが、その理由を教えてください。
最初は不安があったのですが、使っているうちに多くの支援者のコメントに勇気づけられるということに気づいたのが理由です。
こういう新しいことをやる時にはなかなかうまくいかないことも多いのですが、クラファンだとみんなが励ましてくれるのでそれが力になります。
支援してくれる時に言葉を頂き、シェアしてくれる時にも言葉を頂けるのは本当にありがたいですし、力づけられます。
それからキャンプファイヤーを使っていますが、友達や知り合いだけではなく、全く知らない人もキャンプファイヤーを通して、応援してくれたりします。その部分は新しい顧客獲得面においても非常に有効なツールだと感じています。
●いちご大学を読んでいるいちご好きメンバーへのメッセージ
今回も読み物をつけて、いちごをより楽しんで工夫を考えています。
それから、これは入荷次第ですが、いちごマニアが食べたことのないような品種をお届けできたらいいなと考えています。
昨年、野菜ソムリエ協会のいちご選手権で優勝した「あまりん」は入れたいと思っています。
また、今後、私も知らないような品種も出てくると思いますので、今回をきっかけに超いちご箱は継続していきたいと思っています。
<まとめ>
原さんはフルーツマイスターということで大田市場に勤務しながら、ご自身で跡継ぎのいない果物店を引き継いだり、今回のような企画を積極的に行われています。
今回のいちごの企画はみかんの企画に続いての第二弾ということで、また、どんな風になるのかが楽しみですね。
私も申し込みましたが、どんな品種と解説が来るのかが今から楽しみです。
皆さんもぜひチェックしてみてくださいね。
★超いちご箱(珍しいいちごを食べたい方は今すぐチェックを!)
コメント