機能性が注目されるいちご「おいCベリー」抗酸化性、コラーゲン合成を促進するビタミンCが豊富で、体に効果が良いと期待が高まっています！

いちご農学部

2015.06.152018.05.17

地球のみなさまこんにちは。
僕はイチゴロウと申します。
主にイチゴの品種を研究しています。
どうぞよろしくお願いいたします。

みなさん、最近「機能性表示食品」という言葉をよく聞きませんか？
機能性表示食品とは、「トクホ」よりもワンランク緩やかな食品の表示制度で、事業者の研究結果の責任に基づき、体の機能を整える効果があることを記載できることを目的に、今年の4月から始まった制度です。

九州沖縄農業研究センターで育成されているいちごの品種「おいCベリー」もそのひとつで、
ビタミンCの含有量が一般の品種よりも20〜30％多いということで、注目が集まっているのです。もっとも多いと言われている「さちのか」の1.6倍もあります。

7粒も食べれば1日分のビタミン摂れるので、美味しく手軽に食べれて、なおかつ体に良い！
これから期待の高まる品種で僕も非常に楽しみです。

＜「おいCベリー」イチゴロウまとめ＞

名前の由来

ビタミンCが多い特徴から名づけられたとされています。

「9505-05」と「さちのか」を交配し、農研機構九州沖縄農業研究センターで育成されました。しさちのか以上にビタミンC含量が高く、促成栽培に適しています。
2010年登録出願、2012年に品種登録された新しい品種です。

30g前後の大粒で、縦長、濃い赤色の円錐形をしています。空洞は小さく、果肉は中心部まで赤い品種です。糖度が16度以上と甘みが強く、適度に酸味があり、強い香りも特徴です。また、ジューシーで口いっぱいに果汁が広がります。

佐賀県、長崎県　5月〜6月

＜注目！！＞いちご大学フェイスブックページでいちご最新情報をリアルタイムでゲット！！

いちご大学