学長のドロンじゃ。
みなさんいちごの旬っていつからいつまでかご存じかな?
「イチゴ」だから1(いち)から5(ご)月という説や、クリスマスケーキにいちごが乗っているイメージから12月とか、ゴールデンウィークにイチゴ狩りに行ったからそのぐらいの時期?など、それぞれイメージがあると思う。
実は本来、いちごは春のくだものなんじゃ。
昔は露地栽培がメインで、5月〜6月が旬の収穫時期じゃった。
だけど収穫量が少なくて美味しくない!ということから研究が進んで、1902年「石垣栽培」という、石垣を組んでその間に苗を植えて石の温まった放射熱を利用して生長を促す栽培方法が発明されたんじゃ。
それがきっかけとなり、5〜6月に収穫する露地栽培と、12月〜1月に収穫する石垣栽培に、栽培方法が分かれていき、更にその後ビニールハウスなども登場して、5〜6月のものがどんどんどんどん早く収穫できるようになっていき、ついに11月にも収穫できるようになったんじゃな。
生産者さんたちの挑戦によって、今は11月から5〜6月まで、長〜くいちごを楽しめるようになったんじゃ!
現在5〜6月に出荷されているのは全体の10%程度なので、長い年月をかけていちごは、春のくだものから冬のくだものになっていった、ということなんじゃ。
美味しいいちごを食べるための飽くなき追究は見事なもんじゃの〜。
それじゃわしはこれから、夏でも楽しめるいちご狩りに行ってくる。
さらばじゃ〜。
参考
・「イチゴの基礎知識」 生態と栽培技術 (農業の知識シリーズ) 誠文堂新光社
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