いちごは小さい果実に多くのビタミンやミネラルが含まれています。
ですが、美味しいだけでなく、一緒に食べると健康効果があがる相性の良い食べ物にはちみつがあります。
今回は、何故はちみつといちごは一緒に食べると健康効果が良いのか?
どういったときにおすすめなのかを中心にわかりやすく解説します。
カリウムが多く肩こり・むくみ解消に大役立ち
女性なら多くの人が悩むむくみの症状、実は、はちみつと食べるとむくみの解消がしやすくなります。
それもそのはず、いちごにはカリウムが100gあたり170mg、はちみつには、65mg入っています。
カリウムの理想の摂取量は、WHOの数値では、成人で1日に3,510㎎日本で食事摂取基準(2015年)18歳以上の男性では、3,000㎎、18歳以上の女性では、2,600㎎と言われています。
カリウム自体は比較的多くの量食材に入っていますが、一日の目安摂取量が多いため不足していることが多いミネラルとして知られています。
これだけ、多くの量必要な理由は、人間の体内の水分量の調整や筋肉の収縮の働きに使用されているからです。
人間の体内に水分を溜める役割を持つのがナトリウムで、カリウムが排出の役割をしています。
現在は、ナトリウムの摂取量が食生活で多く、加えて、加工食品に入っている保存料とナトリウムが結合してしまい、カリウムの吸収効率が悪くなりカリウム不足の原因になっています。
カリウムが不足すると、水分の排出の効率が悪くなるのでむくみの原因となってしまうのです。
肩こりになる原因は、筋肉の収縮と弛緩がスムーズにできなくなることが大きな原因です。
筋肉の伸び縮みにはミネラルが必要ですが、この縮む時に使用されるのがカリウムになります。
カリウムが不足すると延び縮みする筋肉の動きがスムーズにいかなくなります。その結果、筋肉の柔軟性がなくなり肩こりの原因になります。
特に下半身のむくみは、カリウム不足による水分の排出の効率が落ち、第二の心臓と呼ばれるふくらはぎが凝っていることで、起こる症状です。
カリウムを摂取することで、両方の原因を体内から解消するスピードを上げることができます。
はちみつといちごにはぞれぞれ、多くのカリウムが含まれています。
加えて、いちごに含まれているビタミンCによって体内への吸収を助ける力を持っています。
むくみ対策でいちごとはちみつを食べるなら、休憩時や間食時でも問題ありません。
日中活動している間に食べることで水分排出をより促進させることができます。
疲労した体の回復やダイエットの間食に
はちみつには、バリン、ロイシン、イソロイシン、言ったBACC分岐鎖アミノ酸。
このアミノ酸は人間の筋肉に存在し、最近は筋肉からアミノ酸への分解を抑制する働きがあります。
運動後の人間の体は、筋肉の損傷があります。この回復を手助けするには、この分岐鎖アミノ酸の量を多く摂取することが早い回復に繋がります。
また、筋肉の疲労を取るクエン酸やビタミンCもいちごには含まれており、100g当たり62mgも含まれています。
レモン果汁が100gに対して50mgのため非常に豊富なのがわかります。
ですが、はちみつといちごと一緒に食べると、いちごに含まれている水溶性食物繊維が、血糖値の上昇を緩やかにする力があります。
食物繊維とはちみつに含まれている糖分の吸収をより緩やかにしてくれます。その結果、アミノ酸補給はできて、急激な血糖値の上昇を抑えることができます。
はちみつ自体もグラニュー糖や砂糖の糖分よりは血糖値の上昇は遅いですが、いちごと一緒に摂ることでより遅くすることができます。
また少量で満足感を得られるのも一緒に摂るメリットです。
いちごに含まれる糖分は果糖と呼ばれる糖分で、はちみつの甘さの糖分と一緒に味わうことで、甘みに奥深さが出ます。
そのため、ゆっくり味わうことになるので、少ない量でも満足することができます。
そのため、ダイエットで少ない量で満足を得ることができ、運動後の間食としても非常に優れているのです。
ポイントは小腹が空いた、運動して少し食べたいな程度のタイミングで食べることです。
空きすぎの場合はかえって食べすぎてしまいます。
大きな粒5粒にはちみつを垂らす量でも満足感が得られるので、最初から個数を決めるのも良いでしょう。
はちみつといちごで安眠と美肌効果
はちみつにはアミノ酸のトリプトファンが含まれており、その役割は睡眠を司るメラトニンの材料となります。
昼間は人間の幸せを司るセロトニンの材料となり、夜にはメラトニンになるトリプトファンですが、現代人の食事では不足しているアミノ酸です。
はちみつには、このセロトニンをメラトニンにするために必要なマグネシウムも含まれていますが、単独では量が十分ではありません。
ですが、いちごには豊富に含まれているので、一緒に食べることで、深い睡眠の質を得やすくなります。
食べるタイミングには注意点が必要で、夜寝る直前に食べるのは、はちみつに含まれている糖分といちごの果糖が脂肪となってしまいます。
食べるなら夕食後がおすすめです。最低でも寝る2~3時間前に食べることをおすすめします。
栄養分だけ取って、脂肪にならない賢い付き合い方がポイントです。
まとめ
いちごには、豊富なビタミンやミネラルが含まれていますが、はちみつと組み合わせることで、より多くの健康の悩みを軽減することができます。
まずは、むくみや肩こりです。
これらの症状はカリウムが不足していることで起こる不調になります。
いちご単独でも、カリウムは豊富ですが、はちみつをかけることでよりカリウムを一度に摂取することができます。
特に、下半身のむくみがひどい人は第二の心臓と呼ばれるふくらはぎの筋肉が収縮しスムーズな動きができておらず水分排出が上手く行っていないことで起こります。
その改善をより早めることができます。
次に運動した後の疲労解消やダイエットにもはちみつといちごの組み合わせは向いています。
その理由は、はちみつには分岐鎖アミノ酸と呼ばれる筋肉の分解を防ぐアミノ酸と糖分が豊富だからです。
いちごには、糖分の吸収を緩やかにし、疲労解消を助けるビタミンCがその不調を助けます。
最後に、はちみつには安眠を助けるメラトニンの材料となるトリプトファンで、いちごには豊富なマグネシウムが含まれています。
トリプトファンをメラトニンにするのをマグネシウムが助けるため摂取をすることで、睡眠の質を上げる組み合わせになります。
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