みなさまこんにちは。
僕はイチゴロウです。
今日は、静岡県で生まれたいちご「章姫」の誕生秘話が面白いので、ご紹介します。
1992年に念願叶って品種登録されたいちごですが、開発当初は試験場からの協力が得られず、たった一人でチャレンジが始まりました。その執念ともいえる活躍をしたのが、萩原章弘さんという方です。
それは、「すっぱいイチゴではなくて、甘くて、大きくて、まろやかで、やわらかく、つややかな、練乳をつけずにそのままで食べられるいちごを作りたい!」という思いから始まりました。
それから数年、その収量、病害虫への抵抗力などをそれぞれに調べ、これはというものを選び出して10,000種に余る育種をしました。
最初に開発されたいちごが「久能早生」という品種でしたが、これはケーキ用として利用され、まだまだそのまま食べるいちごではありませんでした。
そしてそれから更に10年後、これだ!という開発をとうとう成功しました。
ところが、試験栽培に預けたところ苗を枯らしてしまったそうです。
もう夢は断たれたか…と思いつつ、別の品種のものを世に出したところ、これが瞬く間に評判になり「章姫」が誕生したのです。
災い転じて福と為す、というのも長年あきらめないで続けたからこその結果ですね。
ちなみに最初はこのいちごは「章弘」という名前だったそうです。
いちごは女性を思わせる名前のほうがやっぱりぴったり来る気がします。
「章姫」という名前、なんだか愛おしく感じてきますね。
<「章姫」イチゴロウまとめ>
名前の由来
育成者、故萩原章弘(はぎわらあきひろ)氏から。
出願時は名前のまま「章弘」でしたが、「章姫」で登録されています。
どのように交配して作られたのか?
1985年、静岡市久能の民間育種家、萩原章弘氏が久能早生と女峰を交配して選抜、育成されました。1992年に登録。1998年には静岡県のイチゴ栽培面積の80%以上を占めるまでになりました。
特徴(形と味)
控えめな甘さで、酸味がかなり少なく、香りのよい味わいです。
柔らかくてジューシーですが、栽培環境などによって甘さの差が大きいのも特徴です。
果実の硬さは中ほどで、中心部は白く、大きさの割に空洞はできにくい品種です。果肉の色は淡紅で、果実はやや大きく、細長い円錐形をしています。
表皮が柔らかく痛みやすいので、保存の際に注意が必要です。
現在、流通量は減少していますが、さちのかとの交配で出来た「紅ほっぺ」がその特徴を継承しています。
採れる場所・時期
静岡県、愛知県、滋賀県 11月下旬〜6月上旬
買うことの出来る場所(ネット)
<生>
なかじま園
http://www.ichigo15.jp/products/1.html
ぐるなび食市場
http://shop.gnavi.co.jp/g/03-330-050-090/
海野農園
http://www.ohyakusyo-san.com/
旨い!いちご屋
http://www.umaiichigo.com/kakegawa/akihime.html
いちご狩り情報
久能いちご狩り
http://www.kunou-ichigo.com/shop.html
江間いちご狩りセンター
http://ema-ichigo.com/quality/
ホヤノいちご園
http://www.ichigogali.com/ichigo.html
あきひめ情報サイトリンク集
『章姫』開発秘話
http://www.tm-yume.net/ichiba/akihime.html
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