いちごと美肌の関係~おいしく食べて美しくなろう!

いちご雑学

子どもも大人も大好きなおいしい「いちご」は、美肌効果を持つ果物として非常に有名です。

今回は、「いちごと美肌の関係」に注目していきましょう。

「美容のビタミン」であるビタミンCが豊富に含まれている

いちごには、「美容のビタミン」としてよく知られているビタミンCが大量に含まれています。「ビタミンCと言えばレモン」という印象を持つ人も多いかと思われますが、いちごの場合はこのレモンの5分の3程度のビタミンCを持っています。この数字だけをみればいちごよりもレモンを摂取した方が良いように思われますが、レモンはその酸味の強さからたくさん食べることは難しいものですが、いちごの場合はずっと容易です。

ビタミンCは美容液などにも「ビタミンC誘導体」というかたちでよく配合されているものです。ビタミンC誘導体のかたちで化粧品に含まれた場合、ビタミンCは高い美白効果を示します。なおビタミンC(誘導体)は、厚生労働省の認める美白成分のうちのひとつでもあります。

またビタミンCには、高い抗酸化作用が見込めます。体が酸化してしまうと人の体にはさまざまなトラブルが起きてしまいますが、いちごに含まれるビタミンCはそれに抵抗する力を持っているのです。なおビタミンCは、肌トラブルの代表例である「ニキビ」「できもの」に対抗する能力も持っています。「いちご鼻」という言葉がありますが、実際のいちごはむしろこのようなトラブルに立ち向かう成分だといえるのです。

もっとも、ビタミンCは一度にたくさんとりすぎても、尿として排出されてしまうだけです。そのため、「一度に大量のいちごを食べればよい」ということにはなりません。この点には注意したいものですね。

食物繊維も含まれているいちごは、便秘改善の角度から美肌を支えてくれる

いちごの美肌成分といえばやはり「ビタミンC」が有名ですが、それ以外にも注目したい成分があります。それが、「食物繊維」です。

食物繊維を含む食べ物の代表例といえば「ゴボウ」ですが、これはいちごにも含まれています。

食物繊維が腸内環境を改善し、便秘などの症状を良くしてくれることはだれもが知っていることでしょう。食物繊維を取ることは、お腹のハリや苦しさを解決するために非常に有用な選択肢です。

ただ、食物繊維にはこれらの効果だけでなく、「美白効果」もあります。体内に存在する便は老廃物のかたまりであり、長い間放置しすぎると毒素を排出してしまうものです。この毒素は数多くの肌トラブルを引き起こすものであり、非常に危険です。いちごで食物繊維をとり、適切に便を体外に排出することによって、この「便によって引き起こされる肌トラブル」を予防することができるのです。

なお、お腹の調子を整えるものとして「乳酸菌」があります。乳酸菌は文字通り、乳を使った製品に多く含まれています。たとえば、ヨーグルトがその代表例です。

ヨーグルトはいちごと非常によくマッチする食材ですから、「毎朝の食事に、ヨーグルトをかけたいちごをつけること」を習慣にするのもおすすめです。

ビタミンCと食物繊維以外にも、いちごにはむくみを解消する効果のあるカリウムなども入っています。

もちろん、いちごに限ったことではなく「何か1つの食材を食べてさえいえれば、どんなに暴飲暴食をしても肌が荒れない」「いちごを食べてさえいれば、必ず美肌になれる」とまでは言い切れません。ただしそれでも、いちごが美肌を作り出すために寄与してくれる食材であることは確かです。冬~春にかけていちごはよく出回りますから、積極的に摂取していくとよいでしょう。

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