たくさんの子どもを世に送り出した巨大いちご「アイベリー」

いちご農学部
出典:http://www.datas.jp/mine/

地球のみなさまこんにちは。
僕はイチゴロウと申します。
主にイチゴの品種を研究しています。

いちごの王様と呼ばれている「アイベリー」は、昭和58年に登場した時、その巨大さに衝撃が走ったというほどの優良品種です。
その優秀さゆえに、アイベリーは子房親(母親)として12品種、花粉親(父親)として8種類の品種を生み出していて、全いちごの中でも子どもを生み出した親としてダントツのトップなのです。

出典:http://www.datas.jp/mine/

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アイベリーを親とする子いちごたちは主にこちらです。
・アイベリー(母)×女峰(父)⇒あかしゃのみつこ、濃姫
・アイベリー(父)×女峰(母)⇒スルガレッド、紅スワン
・アイベリー(母)×とよのか(父)⇒レッドパール、ファーストベリー
・アイベリー(父)とよのか(母)⇒さちのか

母にするか父にするかによっても、できる子どもの品種が変わるところが面白いですね。
愛にあふれた”子だくさんいちご”のアイベリー、なんだか縁起がよさそうですね!

<「アイベリー」イチゴロウまとめ>

名前の由来

愛知県生まれの「愛」からアイベリーとされました。
「愛ベリー」と表記されることもあり、バレンタインの時期には愛のイチゴとして人気。

どのように交配して作られたのか?

愛知県の愛三種苗(株)によって開発された品種です。
1983(昭和58)年にデビューしました。交配品種は企業秘密という事で公表されていませんが、アメリカイチゴとの交配種ではないかと言われています。

特徴(形と味)

果実は大粒になりやすく、40gくらいに育つものが多いのですが、中には80gを超えるものも出来るそうです。
果皮は濃い赤色で大粒ながら香りがよく、糖度も高めで甘酸のバランスがほどよい状態で、濃厚な味わいです。
果皮の色は鮮やかな赤色で艶があり、贈答用高級イチゴとして人気があります。
見た目がきれいなのでケーキやタルト、パフェなどの飾り付けにも適しています。
しかし、栽培が難しく、現在では生産者が少ないと言われています。
また、アイベリーは「さちのか」や「ももいちご(あかねっ娘)」などの交配親でもあります。「ももいちご」の大きさはアイベリー譲りです。

採れる場所・時期

愛知県、奈良県、静岡県、千葉県、佐賀県 12月上旬〜3月下旬
*アイベリーは「アイベリー研究会」に加盟しなければ栽培することが出来ないことになっています。

買うことの出来る場所(ネット)

<生>
みむろ農園
http://www.mimuro-nouen.jp/ 
高橋いちご園
http://takahashiichigo.jimdo.com/%E5%AE%85%E9%85%8D%E8%B2%A9%E5%A3%B2/
築地市場ドットコム

 

<苗>
楽天市場 産直花だん屋
http://item.rakuten.co.jp/kadanya/10007656/

いちご狩り情報

高橋いちご園
http://takahashiichigo.jimdo.com/%E5%AE%85%E9%85%8D%E8%B2%A9%E5%A3%B2/
東庄の林いちご園
http://w01.tp1.jp/~a273350079/ 
磯山観光いちご園
http://isoyama1583.com/

アイベリー情報サイトリンク集

イチゴのお話 アイベリー
http://www2.wbs.ne.jp/~y-melon/i-rutu-aiberi.htm
るるぶ.com【アイベリー】が狩れるイチゴ狩りスポット
http://www.rurubu.com/season/winter/ichigo/list.aspx?kc=6

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