構想・開発4年!?新潟銘菓「河川蒸気」から「いちご味」がついに登場!

いちご雑学

新潟土産の定番「河川蒸気」とは、「お菓子処 菜菓亭(さいかてい)」が製造している銘菓の一つ。

全国菓子大博覧会では会長賞を受賞。

過去に放送されたTV番組「シルシルミシルさんデー」の「全日本隠されたお土産お菓子ナンバーワングランプリ」では1位を獲得しています。

<「河川蒸気」とはどんなお菓子!?>

通年販売している河川蒸気の小倉クリーム味は、フワっとモチっとした黒糖風味の生地に小豆クリームが包まれた「洋風蒸しどら焼き」という和洋スイーツ。

期間限定で「ルレクチェ」「新潟茶豆」「コーヒー」味が季節商品として並び、お土産だけでなく、普段使いのお茶請けとして地元の人たちから長く親しまれているお菓子です。

ルレクチェや茶豆は、全国的にも有名な新潟の特産品の一つですから、それらを使用したお菓子は納得いきますし、河川蒸気に限らず他にもたくさんの商品が販売されています。

その中には、新潟のブランドいちご「越後姫」を使用したお菓子もたくさんあります。

越後姫は果肉が柔らかく輸送が難しいのと、ほとんどが地元消費故に、その美味しさに反してほとんど県外には出回らず「幻のいちご」と、テレビで紹介されることもしばしばあります。

故に越後姫を使用したお菓子などは非常に人気があり、河川蒸気にも越後姫を使用したいちご味があってもいいのでは?と、河川蒸気も越後姫も大好きな地元っ子は以前から思っていたと思います。

そして昨年。ついに!ようやく!河川蒸気から「いちご味」が登場したのです。

ということで、河川蒸気を製造・販売している菜菓亭さんにお話を聞いてみました。

<河川蒸気のいちご味について聞いてみた!>

河川蒸気を製造・販売しているのは「お菓子処 菜菓亭(さいかてい)」。

1938年福寿堂として創業。和菓子を中心に販売していましたが、その後地元でいち早くケーキも販売し「菜菓亭」として和菓子洋菓子を一緒に販売。

現在は新潟市内を中心に16店舗を展開しています。

――ついに河川蒸気のいちご味が登場したわけですが、その経緯を教えてください。

新潟県のブランドいちご「越後姫」を使用したお菓子を作りたいという構想は以前からありました。

その中で、通常のきれいないちごだけでなく、はね出しいちごなども使用して、フードロスにも貢献したいと思っていました。

――その構想から開発までにはどれくらいかかったのでしょうか?

4年近くかかりました。

――4年も!?苦労したところ、こだわりはどんなところですか?

いちご自体の、味・酸味・糖度・風味・色合いのバランス。

蒸しカステラ生地と混ぜ込むいちごの果肉との相性。

いちごクリームとこしあん、蒸しカステラ生地とのバランスです。

――同じ越後姫でも、農園や栽培方法などで味わいも違いますものね。実際にお客様に食べてもらっての反応はいかがでしたか?

販売前に試食モニターアンケートを実施したところ、8割強のOKを頂けました。反応はとても良かったです。

<いちご本来の美味しさを最大限引き出すお菓子作り>

河川蒸気のいちご味は昨年からでしたが、菜菓亭さんにはいちご好きにはたまらない「いちご大福」をはじめとしたお菓子もありますので、そちらのお話も聞いてみましょう。

――いちご大福について教えてください。

いちご大福にはデラックスサイズのいちごを使用し、和菓子職人が厳選したいちごに合うオリジナル白餡を開発しました。

きめの細かい羽二重餅粉を使用し、もちもちとなめらかな食感の求肥餅で作っています。

――その他、いちごを使用したスイーツ作りのこだわりを教えてください。

旬の美味しいいちごを選ぶようにしています。ケーキには甘くてジューシーな越後姫を使用しています。

こだわりとしては、いちご本来の美味しさを最大限引き出せるように甘さひかえめなお菓子作りをしています。

<実際に河川蒸気いちご味を食べてみました!>

袋を開けた瞬間からふわっといちごの香りが立ちます。

生地にいちごのつぶつぶがあります。

中のいちごクリーム餡がピンクで可愛い

口に入れると練り込んだいちごの果肉の存在がしっかり感じられ、いちごを食べているような満足感!!

いちご味……って味だけじゃない!!いちごです!!
何味になってもさすがの河川蒸気!!
4年も試行錯誤してくれて、ありがとう菜菓亭さん!!

いちご好きの皆様、いちごの魅力を最大限に引き出す河川蒸気やいちごスイーツを是非とも堪能してみてくださいね。

商品情報

河川蒸気いちごクリーム、おっきないちご大福は菜菓亭HPから購入できます。
店頭は期間限定(1月~5月初旬頃)で販売。

菜菓亭HP
https://saikatei.net/

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