眼精疲労の対処法にはいちごが効果的!!その理由と摂り方とは?

ヘルスケア学部

いちごはダイエットや美肌に良いと言われていますが、実は眼精疲労解消にも適したビタミンやミネラルが豊富なんです。

そのため、長時間パソコンやスマホを見ている習慣の人は摂取する習慣を持つと、目の疲労の回復を早めることができます。

今回は、何故いちごが眼精疲労に良いのか?摂取するコツに関して紹介します。

眼精疲労の原因とは?補給したい栄養分

まずは、眼精疲労という状態はどのような状態なのか?解消するために必要な栄養分を簡単に解説します。

人間の目には水晶体と呼ばれるレンズがあり入った光が、視神経に届くことで人間は物を見ることができます。

このレンズを支える筋肉を毛様体筋と呼び、毛様体筋の筋肉の収縮によって見たいものに対して焦点をあわせることで、近く遠くといった様々な距離の物を見ることができるのです。

しかし、長時間同じ距離を見ていると、この毛様体筋が凝り固まってしまう症状が発生します。

これを眼精疲労と言います。

つまり、本来いろんな地点に焦点を合わせる筋肉の柔軟性がなくなってしまう状態になっており、肩こりのような筋肉のコリが眼球の筋肉で起こっているイメージです。

眼精疲労になってしまうと、筋肉の緊張が取れない状態となり常に自律神経が活発になっています。

その結果、肩こりや首コリ、頭痛といった頭周辺の体の不調、イライラや不眠と言ったメンタル面でも影響が出てきます。

こうした上昇を緩和するには、副交感神経の働きを優位にさせ、血行が悪くなっている状態を緩和させるビタミンやミネラルを摂取することが大切です。

いちごに含まれている眼精疲労に効果があるビタミン・ミネラル・栄養素

いちごには豊富なビタミン・ミネラルが含まれていますが、眼精疲労に役立つと言われているのが以下のビタミンです。

ビタミンC62mg
葉酸90ug
亜鉛0.2mg
カリウム170mg

可食部100g中

引用:日本食品標準成分表2015年版(七訂)

眼精疲労の緩和のポイントは、視神経の負担を減らす、毛様体筋の凝りを解す事を手助けするビタミンやミネラルを摂取することが大切です。

視神経の負担を減らすために重要なミネラルが亜鉛です。

実は、亜鉛は体内の酵素等の触媒や舌下細胞だけではなく、光をキャッチする明暗や色を判別する網膜や視神経に使用されています。

この亜鉛が不足すると、物を見ても判別する力が落ちるので、亜鉛は眼精疲労解消に不可欠なビタミンです。

加えて、ビタミンCと一緒に摂取することで、吸収が良くなるメリットもあります。

葉酸は視神経の修復に関わるビタミンB12の働きを助ける葉酸が豊富に含まれています。

視神経の修復には、ビタミンB12だけではなくて、葉酸の助けがあって初めて機能します。

長時間見続けて辛いという症状の緩和に繋がります。

ビタミンCは毛様体筋と呼ばれる、レンズの厚さの調整をする機能を助ける働きがあります。

この筋肉の凝りを解す働きを持っているのがビタミンCです。

また、眼球周辺の毛細血管の機能を正常に保つ働きもあります。

カリウムは、筋肉の収縮に関わるミネラルの一つです。

眼精疲労においては毛様体筋の凝りを解す働きがあります。

目薬にも含まれていますが、いちごは果物の中でも豊富なカリウム量を含んでいます。

加えて、眼精疲労と同時に起こりやすい、肩こりや首コリの症状の改善にも役立ちます。

加えて、いちごには赤い色素のアントシアニンというポリフェノールがあります。

アントシアニンはブルーベリーで有名ですが、いちごにも十分量含まれています。

アントシアニンは人間の目の網膜にあるロドプシシンと呼ばれるタンパク質の再合成を促します。

葉酸は細胞分裂に関わるビタミンのため、一緒に摂取することで若々しい目の状態維持に役立ちます。

いちごのすごいところは、こうしたビタミンを同時に手軽に摂取することができる点です。

加えて、脳を使う作業をしたときに不足しがちな糖分も補給できるので、ちょっと疲れたなと言うときに食べるには非常に向いています。

眼精疲労に効果的ないちごの食べ方

眼精疲労対策でいちごを食べるなら、パソコンで見る作業前に食べるのがおすすめです。

これは、実際に疲労が溜まった後に摂取するよりも、目を使う前に疲労が溜まりにくい状態にしてから作業するほうが予防になるからです。

食べるなら作業の1時間前、ビタミンCの吸収効率を考えると空腹以外の時間帯を避けましょう。

これは、ビタミンCは水溶性ビタミンで、吸収が早いとその分余計な分の排出が進んでしまうためです。

では実際に食べるなら、どれくらい食べたら十分量予防の対策になるでしょうか?

仕事の空き時間に、2~3粒脳の糖分補給を兼ねて中粒いちごで7~9粒食べるぐらいで十分です。

一日の合計で100gなので、大なら5粒、中なら7~9粒と覚えておくとわかりやすいです。

ここで、注意点なのは眼精疲労の対策を考えているなら、生のいちごが一番良く、次に冷凍、ドライフルーツの順になります。

これは、眼精疲労解消と他のミネラルやビタミンの吸収を助けるビタミンCが壊れてしまうためです。

ビタミンCの補給量が眼精疲労の解消には大きな要因のため、解消を考えているなら、生で食べるのがおすすめです。

食べすぎに悩むという人は、大粒のいちごを選びましょう。

大きないちごを噛んでシッカリ味わうことで満足感が大きくなり、量の食べ過ぎを緩和することができます。

良く噛むので満足感も大きくなり、間食回数も減るというメリットもあります。

まとめ

いちごには眼精疲労の緩和に向いている果物で、目の網膜に存在するロドプシンの合成を促進するアントシアニン、網膜細胞が一番必要としている亜鉛が含まれています。

加えて、視神経の情報伝達に役立つ亜鉛や視神経の修復に重要な葉酸が含まれています。

毛様体筋の疲労の解消に役立つ、ビタミンC、筋肉が凝り固まる症状を緩和するカリウムも豊富です。

加えて、これらの有効成分を同時に手軽に摂取ができるのもいちごの大きな魅力になります。

眼精疲労を予防で食べるなら、なるべく生で空腹時間を避けることが肝心です。

ビタミンCの量が多く、より多くのビタミンCを体内に摂取することができるからです。

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