いちごになにかをかけるというと練乳や牛乳が一般的。おいしいですよね、いちご＆ミルク。
でも世界にはもうひとついちごによくかけるものがあります。それがイタリアの酢である「バルサミコ」。
欧米のレストランでよく登場するこの「いちご×バルサミコ」、おうちでも楽しんでみませんか？
買ったいちごが甘くなかった時やなんだか味がぼんやりしているように感じる時にも大いに役立ちますよ～。
バルサミコってどんなお酢？ いちごが酸っぱくならないの？
バルサミコ酢の原料はぶどう果汁。伝統的な製法ではぶどう濃縮果汁を酢酸発酵させて樽に詰め長期間熟成させるため、色は深い茶色となり、酸味よりも濃密な甘さや香りが際立つのが特徴です。
この風味がいちごの味と抜群に合うんですよ！
バルサミコは濃厚な味わいですが、いちごと合わせるとその重さが華やかさに変わります。そしていちごはぶどう由来の甘味と酸味を得て躍動感のあるおいしさに。
まさにプラチナ級の相性の良さといえるでしょう。
日本では原料も製法もさまざまなバルサミコ酢が販売されていますが、どれを買うかは味の好みとご予算次第ということで…。
ちなみに、買ったバルサミコ酢が思いのほか酸っぱくてもご心配なく。後で説明するように少し手をくわえればいちごの味をしっかりとひきたててくれます！
いちご×バルサミコのおいしい味わい方
1）バルサミコ酢をそのままかける＆マリネする
甘さがしっかりあるバルサミコの場合は、シロップのようにいちごにかけたり、いちごをバルサミコ酢であえてみてください。これだけで新しいおいしさに出会えます。
さっとあえるだけでも、一晩じっくり漬け込んでもOK。特に色の薄いいちごの場合はバルサミコ酢であえることで見た目もぐっとおいしそうになって一石二鳥ですよ。
2）バルサミコ酢にひと手間かけてよりおいしく
酸味が強めだったりサラサラで濃度がないバルサミコ酢の場合は、はちみつを少し混ぜてとろみがつくまで煮詰めるとよいでしょう。
こうして濃度と甘味をつけてから1）のように使うといちごとの相性が格段によくなります。
またバルサミコ酢にはちみつを加えて煮詰めたところにいちごを加えて少し煮ると、とっておきのいちごソースができます。このソースはアイスクリームやチーズにぴったり。レストランのような一皿があっという間に作れちゃいます！
3）もうひと味プラスするならこれがおすすめ
バルサミコでマリネしたいちごに添えるなら…
・コショウ 食べる直前にペッパーミルで挽いてかけてみてください。意外に思えますがよく合うんです。特にワインやシャンパンと一緒に楽しむ時にはおすすめ。
・クルミ 食感と脂肪分が加わることで新鮮な味わいに。いちごと砕いたクルミをバルサミコであえたものをクラッカーやチーズにのせたり、サラダのトッピングにしても。
・乳製品 クリームチーズやアイスクリームは「当然」って感じでよく合います。そしていちごだけを合わせた時より大人っぽい味わいになるのが魅力です。
いちご×バルサミコ 試してみませんか？
いちごとバルサミコ酢はお互いの味をひきたててよりおいしくなることはもちろん、いちごに甘味を添えたい時に練乳や砂糖よりカロリー控えめで味を深めるられるメリットも。
そしてバルサミコ酢は、最近注目されている「発酵食品」。ビタミンたっぷりのイチゴと一緒にとればヘルシーライフにも役立ちそうですね。
大人の味わい方で楽しむいちごはシャンパン＆いちごだけじゃありません。
いちご×バルサミコもぜひお試しください。
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