まさに破竹の勢い!全国的に栽培が急速に広がっている三重県発の最強いちご「かおり野」

いちご農学部

こんにちは。
僕はイチゴロウです。

2010年に三重県で品種登録されたいちご「かおり野」をご存じですか?
酸味が少なく、程よい甘さと果肉がしっかりしているのにジューシー。
なんといっても名前の通り、とてもさわやか香りが魅力的ないちごです。

ここ数年で急速に普及が進み、三重県、山口県、岡山県、島根県、山梨県、千葉県、富山県、長崎県など、全国的に栽培地がスピーディーに拡大しています。
山口県ではポスト「とよのか」として位置付け、既にいちご栽培の3割を「かおり野」が占め、H28年は70%にする予定。
世代交代がどんどん進み、今後はあちこちで見かけることが多くなりそうですね。

それにしてもなぜ「かおり野」がこんなに人気なのでしょうか。
香りと食味が良いのはもちろんですが、1)11月中旬から収穫できること、2)収量がたくさん取れる事、3) 炭疽病といっていちごの葉っぱなどを枯らしてしまう病気に強いことが生産者にとっての魅力ポイントだからです。
育てやすい、なおかつ食べる人にも喜ばれる、ということは何よりも普及が進むポイントですね!

「かおり野」は、「女峰」、「愛ベリー」、「とよのか」、「宝交早生」、「章姫」、「あかしゃのみつこ」、「とちおとめ」および「サンチーゴ」の8品種を基に交配を繰り返して育成した品種。ずら〜りと有名いちごの良いとこを取って生まれた品種なので、強いいちごであることが納得できます。
今後、どこまで普及が拡大するのか、目を離せない品種です!

<「かおり野」イチゴロウまとめ>

名前の由来

そのさわやかで上品な香りから、「かおりの」と名づけられました。

どのように交配して作られたのか?

三重県農業研究所が1990年から交配をはじめ、さまざまなパターンを試し、そのなかから良いものを選んで育て、また取捨選択しながら、約20年かけて開発したいちごです。
2008年に出願が出され、2010年5月に品種登録されました。

特徴(形と味)

果実は大きくやや縦長の円錐形で、見た目は艶やかです。果肉の色は外側が薄い橙赤で、中心部は白です。硬さはしっかりとしていますが、空洞ができやすいようです。酸味が少なく多果汁で、さっぱりとした甘さ、何よりも上品な甘い香りが強いのが特徴です。

採れる場所・時期

三重県、山口県、岡山県、島根県、山梨県、千葉県、富山県、長崎県 11月中旬〜4月中旬

買うことの出来る場所(ネット)

<生>
多度グリーンファーム
http://tado15.com/%E3%81%84%E3%81%A1%E3%81%94%E8%B2%A9%E5%A3%B2%E9%96%8B%E5%A7%8B%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82/

いちご狩り情報

るるぶ.com【かおり野】が狩れるイチゴ狩りスポット
http://www.rurubu.com/season/winter/ichigo/list.aspx?kc=i
山梨フルーツ中島農園
http://fruitsnakajima-fields.com/?page_id=21

 

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