栃⽊県の⼈気観光スポット「那須千本松牧場」で、いちご狩りができるって知っていますか︖
牧場併設のいちご園と侮るなかれ︕ ハウスの規模も⼤きく、いちごの品質も⾼く、⼤粒で⽢みと⾹り豊かないちごを満喫できます。
その上追加料⾦なしで4種のいちご（実は…おまけつきで 5種）の⾷べ⽐べができるんです。この記事では、千本松牧場いちご園ならではの魅⼒、いちご狩りの情報をお伝えしますね。
那須千本松牧場ってどこにあるの︖どんな牧場︖
那須 千本松牧場は栃⽊県北東部の那須塩原市にあります。この周辺⼀帯は「那須野が原」と呼ばれ、わずか140年ほど前までは不⽑の原野が広がっていました。
この那須野が原の開拓に挑んだのが、貴族や⺠間有志たち。「那須千本松牧場」は、明治の元勲・松⽅正義公が1893年に、運営に苦労していた那須開墾社の⼟地を買い取り、農場を開いたのが始まりです。
那須千本松牧場の敷地⾯積は何と東京ドーム176個分︕敷地全体は⿃獣保護区に指定されている⾃然豊かな地で、敷地内には⾃家源泉の温泉も湧いています。「千本松牧場いちご園」は千本松温泉の南東側（写真右下）にあります。
「千本松牧場いちご園」のいちご狩り
「千本松牧場いちご園」のいちご狩りは予約優先。2025年のいちご狩りは5⽉中旬までを予定しています。値段は1⽉16⽇〜4⽉7⽇は2,200円、4⽉10⽇〜5⽉12⽇は2,000円、5⽉16⽇から5⽉中旬は1,600円。全て⼩学⽣未満は半額となります。※3歳未満は無料。ただし⼤⼈1名につき2名まで。
4種の栃⽊のブランドいちごを⾷べ放題︕
いちご狩りハウスは鉄⾻ハウスの６連棟。奥⾏きも広く、ゆったりといちご狩りを楽しめます。
１棟⽬は⽩いちごの「ミルキーベリー」。いちご狩りでミルキーベリーを⾷べられるのは、栃⽊県でもほんの僅か。
ミルキーベリーは「とちおとめ」より⼤果で酸味が少ないいちご。桃のようにやわらかく滑らかな⾷感で桃のような⾷感で、トロピカルな⾹りを持っています。
⽩いちごは⾷べごろの判断が難しいのですが、「ミルキーベリーの正しい選び⽅」が表⽰されているので、⾷べごろのいちごを選んで、おいしいミルキーベリーをGetしてくださいね。
ミルキーベリーは完熟すると、果⾁がほんのりピンク⾊になり、種のように⾒えるツブツブ（実はこれが果実）が全部⾚くなり、ヘタもピンと反り返ります。
2棟・３棟のいちごは「とちあいか」。とちおとめに替わり、現在、栃⽊県の主⼒品種となっているいちごです。
ハート形をした可愛い「とちあいか」は、果⽪がしっかりしているためシャキッとした⻭触り。⼀⼝かじると、シャキシャキ＆じゅわ〜っと、いちごの⽢いシアワセが⼝の中⼀杯に広がります。
4棟・５棟のいちごは「とちおとめ」。とちあいかに主⼒品種の座は譲ったものの、バランスのいい酸味と⽢み、いちごらしい豊かな⾹りは「とちおとめ」ならではの魅⼒。
６棟のいちごは「スカイベリー」。⼤果で美しい円すい形のいちごで、⽢みと酸味のバランスも良いため、贈答品としても⼈気の品種です。
受付やチラシには4種のいちごの名前が載っていますが、実は６棟には もう⼀品種、サプライズで楽しめる品種があるんです。つまり実質、最⼤5種のいちごの⾷べ⽐べができちゃうんです︕
※いちご狩りができる品種の数は、⽣育状況により変わることがあります。
千本松牧場 いちご園のいちごは、練乳を付けなくても⼗分に⽢いのですが、100円で練乳、150円でチョコレートも付けられます。
また、ハウス内は⾼設栽培で、地⾯にはシートも敷かれているため、ベビーカーや⾞いすでも安⼼していちご狩りを楽しめます。
那須千本松牧場＋千本松温泉＋千本松牧場いちご園の関係とは︖
「千本松牧場いちご園」のいちごは、とにかく⼤粒で⽢く、⾹りもいい︕
この美味しいいちごを栽培しているのは、いちご農家歴25年のベテラン「池⽥いちご園」の池⽥さんご夫妻。25年前から那須塩原の地でいちご園を開いていましたが、約８年前から千本松牧場いちご園を任され、今では本拠地を那須千本松牧場に移し、品質の⾼いいちごを育てています。
池⽥さんにどうしてこんなに⼤粒で⽢いのか聞いてみると・・・。
なるべく⻑く太陽の光があたるよう⼯夫を凝らして、温度と⼆酸化炭素の管理をして、光合成がしっかりと⾏えるようにしているとのこと。
さらに冬は厳しい寒さの那須塩原市。
寒さの厳しい季節はいちごが成熟する⽇数も⻑くなるた め、⽢みや旨味がじっくりと蓄えられ、美味しいいちごとなるのです。
しかし寒すぎて根が完全に冷えてしまうと、いちごは休眠に⼊ってしまいます。そこで活躍するのが、いちごの培地に埋め込まれた温湯管。
通常は灯油などで温めたお湯を⼊れた温湯菅や電熱線を埋め込みますが、ここでは千本松牧場の敷地内に湧く温泉を使った温湯菅を埋めて、培地を温めています。
いちご園は「千本松温泉」と「⾜湯」のすぐそばにあるので、この⾃然の恵みをしっかりと利⽤しているのです。
那須千本松牧場は、地域とのつながりを⼤切にしながら、地球環境に優しい循環型酪農を推進する牧場。
その理念は、松⽅正義公がこの牧場を始めた時から、今も受け継がれています。
たとえば、温泉やいちご狩りは有料ですが、⼊場は無料。いちご園に隣接する⾜湯も無料です。
温泉⼊浴やいちご狩りの後に、⾜湯に浸かったり放牧されている⽜を⾒たり⾃由に散策したりショッピングしたりできる。
地域の⼈たちも、気軽に牧場に来て、散歩やジョギングをしたり、⾜湯に浸かったりできる・・・那須千本松牧場は、そんな地域のランドマーク的存在になることも⽬指しています。
２⽉・３⽉の那須塩原市はいちごのミルクフェア開催中︕
那須千本松牧場が位置する那須塩原市は、2025年3月31日まで「いちごとミルクフェア」を開催中。オリジナルグッズがもらえたり、１万円分の商品券が当たるスタンプラリーも同時開催されています。
那須千本松牧場も「いちごとミルクフェア」に参加。参加スイーツは、千本松牧場ソフトクリームショップ本店の「まるごといちごソフト（580円）」。千本松牧場いちご園⾃慢の⼤粒のいちごがド〜ンとのっています。
期間中は市内の27の店舗と11の宿泊施設が、趣向を凝らした「いちごとミルクスイーツ」でおもてなしをしますので、合わせてお楽しみくださいね。
＜DATA＞
施設名︓千本松牧場いちご園（那須千本松牧場）所在地︓栃⽊県那須塩原市千本松799
電話︓0287-36-1025
定休⽇︓⽕・⽔曜⽇
予約︓《予約優先》※いちごの⽣育状況により休園の場合有り
予約電話︓080-7719-1515
いちご狩り受付時間︓9時〜15時30分 （受付は15時まで）制限時間︓20分
⾷べ⽐べ︓⽣育状況により5種まで可料⾦︓公式サイト参照 千本松 いちご園公式サイト︓千本松牧場 いちご園
コメント