もうすぐ、いちごシーズン本番!
いちごが特産品の和歌山県紀の川市貴志川町へいちご電車に乗っておでかけはいかがですか?
いちご電車とは?
和歌山駅から貴志駅までをつなぐ和歌山電鐵が運行するローカル線。
貴志駅周辺の特産品が「いちご」ということで、車両も内装もいちごでデザインされた電車です。
たま駅長で有名なこともあり、ねこのイメージが強い貴志川線ですが、社員さんの制服や名刺もいちごのデザインでした!
しかも、和歌山電鐵は今年4月で開業15周年のいちごYEAR!
いちご電車の他にも、たま電車や12月にデビューするたま電車ミュージアム号などがあり、運行スケジュールによって登場する電車が変わります。
いちご電車の運行スケジュールをホームページで確認してからの乗車がおすすめです。
深いい!いちご電車誕生のわけ
元々は歴史ある南海電気鉄道が運行していた貴志川線。
自動車の利用増加や少子化により、廃止が決定された路線でした。
実際に2004年9月には国土交通省へ鉄道事業廃止届が提出されましたが、地元の方々が存続させるための活動を開始。最終的には、自治体も動き出し、事業の引き継ぎ先を公募により決定したというドラマチックな展開があったそう。
そうして2006年に和歌山電鐵株式会社が運行を開始。初めて登場したのが「いちご電車」です。
みんなに優しい、いちご電車
いちご電車はリニューアルデザイン電車で、そのリニューアル費用は「いちご電車サポーター」の寄付等の支援によって行われました。
地元を大切に想う、約2500人もの地域の方々が協力しあって作られたのです。
インダストリアルデザイナーの水戸岡鋭治氏が手掛けた車両の外装は、ホワイトに真っ赤ないちごがデザインされ、モダンでおしゃれな印象。内装はいちご柄のベンチ、自然木の吊り手やブラインドがゆったりと配置され、床材まで木でできているので温かみを感じます。
レトロかわいい電車から見る景色
乗車したのは11月中旬。稲刈りが終わり、みかんや柿が旬の時期です。
民家の間をくぐり抜けるようなドキドキ感から始まり、稲刈り後の美しい田園風景やぶどう畑、斜面に石垣が積まれた昔ながらのみかん畑、レトロな和歌山電鐵本社など片道30分ほどの道のりはあっというまです。
車内から見える景色は、ローカルの旅を楽しませてくれます。数年前までは、インバウンド需要によりとても混雑していたそうですが、この日はゆっくり楽しむことができました。
ニタマ駅長にご挨拶
終点貴志駅は無人駅なので、車内で駅員さんに切符をお渡しして、「ありがとうございました」と伝えられるのもローカルらしい楽しさがあります。笑顔の駅員さんにほっこり。
駅舎に到着すると、ニタマ駅長がご勤務中でした。
といっても、まぁるくなってお昼寝中で、寝息をたてて気持ちよさそうな様子だったので、そっとご挨拶を。
ニタマ駅長とよんたま駅長のどちらに会えるかは、勤務シフト次第!
朝や夕方は元気に起きていることが多いみたい。
貴志駅内の「たまカフェ」では、お土産を購入することもできます。
いちご神社に参拝
貴志駅構内には、「いちご神社」なる場所が!
電車と果物などの農産物を祀る神社だそうで、お隣には「たま神社」と「おもちゃ神社」も建立されています。
貴志駅周辺のいちご狩りの時期
貴志駅周辺のいちご狩りは1月中下旬から。
貴志川観光いちご狩り協会では、時間無制限でいちご狩りが楽しめるそうで、2018年の和歌山県新品種「紀の香」も栽培しているとのこと。
和歌山県といえば、高級品種「まりひめ」もおすすめ。
筆者が訪れたときには、産直市場よってって貴志川店でまりひめを購入することができました。
貴志川線周辺は、ローカルで穴場の見どころがたくさん。
この冬はぜひ、心ときめく、いちご電車の旅へ。
いちご電車
DESIGNED BY EIJI MITOOKA + DON DESIGN ASSOCIATES
和歌山電鐵株式会社 HP:https://www.wakayama-dentetsu.co.jp/
<ライタープロフィール>
RENA 青森県出身。農学系大学を卒業後、種苗会社、農業ベンチャーを経て現在はフリーとして農業や食に関わる企画や運営、各種サポートを中心に活動中。いちご大学アカデミアではモデレーターを務める。好きないちごはやよいひめ。
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