デザートブッフェは「美味しさ」×「フォトジェニック」の時代へ

まさに「いちごが降り注ぐ」デザートブッフェ。ヒルトン東京のマーブルラウンジに一歩足を踏み入れた途端、いちごの甘酸っぱい香りがふわっと広がります。それもそのはず、会場にはガラスボールに溢れんばかりに盛りつけられたフレッシュないちごに加え、エグゼクティブ・ペストリーシェフの播田修氏による約30種類のいちごデザートが所せましと並べられています。

フレッシュないちごの爽やかな香りと、スイーツのほのかな甘い香り。視覚も嗅覚に刺激され、早く食べたいという気持ちが溢れそうになりますが、そこはぐっとこらえます。まずは、このいちご三昧のアーティスティックな世界観を楽しませていただきましょう。

今回のテーマ「ストロベリー・サイケデリック60s」の「サイケデリック」とは、まるで幻覚を見ているかのような派手な色や模様を取り入れたアートスタイルやファッションのこと。1960年代に一世を風靡したポップアートやファッションの世界観を、いちごの持つポップで可愛らしいイメージを掛け合わせるとは、さすがスイーツブッフェの先駆者ヒルトン東京ならではの企画と言えるでしょう。

デザートが並ぶテーブルに飾られている、巨大なデコレーションケーキやアイスクリームなどの装飾品の一部には、播田シェフ自らが本物のスイーツを使って飾り付けたものもあるのだとか。
またデザートの背景には、版画家西脇光重氏によるオリジナルアートのプロジェクションマッピングが。食とアートという全く異なる二つのジャンルが、いちごを共通点として融合すると、とてもポップで奇抜な、まるでアートの中の世界に潜り込んでしまったかのような不思議な世界となり、美術館に来たようなおしゃれな気持ちでブッフェを楽しむ事ができました。

スイーツブッフェの先駆者として


日本で初めてスイーツブッフェを始めたヒルトン東京ですが、2015年からはさらにワンステップアップ。テーマ性のあるものにシフトし、美味しさだけではなくその世界観も一緒に楽しんでもらいたいと、様々なストーリー性のある企画を展開してきました。昨年は、フランスの王妃「マリー・アントワネットの結婚式」とその続編企画「マリー・アントワネット La Finale」がとにかく可愛いと大好評。SNSなどで拡散され、感度の高い女性たちから支持されてきました。


会場に案内されると、まずは写真撮影の時間が設けられます。来場者はアート作品のようなスイーツを愛でながら思い思いに撮影を楽しむ事ができます。

中には大きなカメラを持参してプロ並みに撮影する方も。

後日「#ストロベリーサイケデリック60s」でインスタグラム検索すると2000件近い投稿が、さらに「#ヒルトンスイーツ」においては1万件を超える投稿が次々とアップされていました。中には、ブッフェのテーマとトータルコーディネートしたファッションで挑む来場者も。デザートブッフェはグルメの枠を超え、今やファッションの世界へも進出しているのですね。

まずは試食!筆者おすすめのトップ5をご紹介


写真撮影中もどれを食べようか目移りしていた筆者。お待ちかねの試食の時間となり、意気揚々とブッフェの列に並びました。いちご好きの筆者が「いちごの美味しさが際立つスイーツ」という観点から選んだトップ5をご紹介したいと思います。

第5位 いちごと柚子のタルト

香り高いいちごに合わせる素材として、意外にも柚子は相性が良いという事に気づかされた一品です。同じ酸味でも、いちごは爽やかでフレッシュなのに対し、柚子の酸味は奥行きがあり後を引く酸っぱさ。それぞれの酸味の違いを味わう事ができました。

第4位 マンゴームース


こちらも意外な組み合わせ、いちご×マンゴー。マンゴーを使ったスイーツには、トロピカルフルーツが合わせられることが多いと思いますが、実はいちごもとても相性が良いのです。いちごの香りの特徴は、鼻を近づけるだけで広がる爽やかな香り。口に含む前にいちご独特のフレッシュな香りを堪能できる事だと思います。

それに対して、マンゴーは一口かじった後に口の中に広がるトロピカルな甘い香りが特徴的。この香りの時差によって、いちごとマンゴー両方の香りを存分に楽しむ事ができました。また、いちごの爽やかな酸味に対して、マンゴーのねっとりとした甘さとのコントラストも◎。

第3位 ストロベリーシュークリーム


濃厚ないちごカスタードクリームがいちご好きにはたまらない一品。いちご独特の豊かな香りと甘みがぎゅっと凝縮されています。甘酸っぱいいちごが好きな筆者のおすすめの食べ方は、フレッシュないちごとストロベリーシュークリームを交互に食べるという食べ方。酸味と甘みのコントラストが際立ち、何個でもいけます。(ブッフェならではの贅沢な食べ方ですね。笑。)

シェフの播田さんによると、このシュークリーム、実は「小さいけれど、とても手が込んでいる一品」。シュークリームの上に散りばめられた赤いフレークは、実はフリーズドライのいちごを小さなフレーク状にしたもの。一口サイズですが、一口で食べてしまうのは勿体ない一品でした。

第2位 いちごソース(ワッフル/アイスクリーム)



ヒルトン東京といえば、「コールドマーブルアイスクリーム」。冷たい大理石の上でアイスクリームにお好みの具材を練りこんでくれるサービスです。今回のコールドマーブルコーナーには、もちろんベリーソースやいちごソースが常備されていました。また、焼き立てワッフルコーナーにも、チョコレートソースやナッツと一緒にいちごソースが。程よい甘さに加えていちごの酸味も強調したソースは、アイスクリームやワッフルとの相性も抜群。冷え冷え、アツアツと、温度の違うデザートと一緒に味わういちごソースもまた格別でした。

第1位 レインボーショートケーキ


味もさることながら、見た目のインパクトが抜群の一品。ホールケーキの状態だと、普通のショートケーキのようにも見えるのですが、カットした断面はその名前の通りレインボーカラー。このケーキを取らなかったお客様はいないのでは?と感じる程、ほぼ全員がお皿に盛り付けていた大人気のケーキです。見た目の奇抜さとは裏腹に、味はほんのり甘さ控えめでとても食べやすいケーキでした。クリームにはフレッシュないちごのスライスも入っていて、いちごのつぶつぶ食感も楽しいショートケーキです。

播田シェフによると、ピンク、黄色、グリーン、茶色の4色のスポンジは、全て食べ物の色で着色されているとのこと。もちろん、ピンクはいちごの色です。食品からこんなにきれい色が抽出されるとは驚き。またその手の込んだ演出にも脱帽です。

私が取材でお邪魔したのは5月も半ば。今収穫されるいちごは、甘さよりも酸味が際立つ時期です。ヒルトン東京では、12月から約半年にわたって「ストロベリー・サイケデリック60s」を開催していますが、その時々のいちごの味によって、スイーツの味も微調整しているのだとか。今日頂くスイーツとの出会いは、まさに一期一会。そんなことを感じた取材でした。

ヒルトン東京初となる和をテーマにしたブッフェ

ヒルトン東京では、「ストロベリーサイケデリック60s」が終了した翌日から、次のデザートフェア『ジャポニズム~花よりマカロン』の開催が予定されています。和菓子ではなく、和と洋が織りなす空間でレトロ可愛い洋菓子を堪能できる珍しい企画。ヒルトン東京のスイーツブッフェ史上初となる「和」の要素が取り入れられた企画という事で、期待が膨らみます。いちごを使ったスイーツも登場しますので、いちごがどんなレトロスイーツになるのか、見逃せません。

「ジャポニズム ~花よりマカロン」デザートフェア
会場: マーブルラウンジ(ヒルトン東京1F)
期間: 2018年6月1日(金)~9月30日(日)
営業時間: 2:30pm~5:30pm
料金: お一人様3,900円(お子様2,500円) 土日祝4,050円(お子様2,600円)
※コーヒーまたは紅茶(アイス・ホット)付き、消費税・サービス料別途
ご予約: ウェブサイトwww.hiltontokyo.jp

現在開催中の「ストロベリー・サイケデリック60s」は、期間中のデザートフェアは完売してしまったため、現在ディナーブッフェのみ予約可能となっています。気になる方は、ぜひ早めの予約をお勧めします。

「ストロベリー・サイケデリック60s」ディナーブッフェ
会場: マーブルラウンジ(ヒルトン東京1F9
期間: 現在開催中~2018年5月31日(木)まで
料金: お一人様5,000円~
ご予約: www.hiltontokyo.jp
※デザートフェアについては、期間内のすべての予約が終了しました。

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